ヴィータス(Vitus)はイギリスのブランド。以前はビチュー(Vitus)と呼ばれていたフランスのブランドでアルミフレームのラグ溶接で一世を風靡した。
だが、時代はカーボンへと進化し、ビチューは衰退。イギリスの自転車通販会社大手のCRCのサポートにより復活した。
Vitusはスペルは同じままで、ビチューからヴィータスへと名前を変更している。
2021年モデルのVitus Vitesse Evoが大幅に再設計され、軽量化、高剛性、空力的でより快適になって登場した。
Vitus Vitesse Evo
前作から大幅に再設計されたのには理由がある。バイクアドバイザーとしてスコット・スウェイツ(Alpecin-Fenix)が加わったから。
Bora-Argon 18やTeam Dimension Dataでも走っていたスコットはツールやブエルタも走っている。
スコット・スウェイツからの要望により軽量で剛性の高いフレームを再設計。新しいVitesse Evoバイクのフレーム重量は840gまで抑えられた。
フレームセットは、前モデルから10%軽量で、平均剛性は34.9%増加。リアトライアングルは以前より8.9%剛性が高いのに対し、ボトムブラケットの剛性は50%以上増加している。
ヘッドチューブの剛性が11%増加し、フォーク剛性も69.5%増加。安定性とステアリングが大幅に改善された。
ケーブル/ブレーキホースは、ハンドルバーとダウンチューブおよびフォーククラウンの間で外部を通っている。
ケーブル配線は片側だけ。完全内装しなければ、ヘッドチューブなどに改良を加えることはない。
シートクランプは内蔵。シートステイは低い位置に配置され、乗り心地の向上に貢献。Vitesse Evoはディスクブレーキのみの販売。
Vitus Vitesse EVO CRX eTap AXS
- グループセット:SRAM Red eTap AXS
- ホイール:Reynolds AR 29 DBカーボンチューブレスクリンチャー
- 表示重量(中):7.4kg
Vitesse Evo Discの驚くべきところは、その価格にある。
その理由は、WiggleおよびChain Reaction Cyclesを通じてダイレクト販売されているからだ。
SRAM Red eTap AXSが装備が装備されて、£4,799.99(約65万円)。
Shimano 105 搭載モデルならば£1,999.99(約27万円)。
現在イギリスのUCI Continental Vitus Proサイクリングチームと緊密に連携して、UCI承認済みのフレームセットでレースで使用している。
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