ベルギーのハンメで行われるX²Oトロフェー第6戦。
今回2016年から5年連続で優勝しているマチュー・ファンデルプールは不在。2015年、2016年優勝のワウト・ファンアールトもすでにシクロクロスシーズンを終えている。
そうなると、イネオスのトム・ピドコックに注目が集まるのは当然の結果か。
X2Oトロフェーシリーズは、ワールドカップ、スーパープレスティージュュと違ってポイント制ではない。
各ステージの合計タイムで争われるので、出場しないと5分のタイム差を失うため、順位にも大きく影響する。
現在のランキングは
- トーン・アールツ 5:05:49
- エリ・イーゼルピット +04:12
- マイケル・ファントーレンハウト +07:32
- ワウト・ファンアールト +07:41
- トム・ミューセン +11:48
- コルネ・ファンケッセル +12:25
- イェンス・アダムス +13:07
- ラース・ファンデルハール +13:52
- トム・ピドコック +14:07
- ローレンス・ウィーク +15:31
トーン・アールツのトップは万全かな
X2Oトロフェー第6戦ハンメ

コースマップ photo cyclocross24
フランドリアンクロスのコースは、森林地帯、バー、2つの池の間の牧草地、自転車公園の技術的なコースを走る伝統的なコース。
コースは先週の浸水により、一部変更されているが、概ね昨年と同じコースだ。
スタート前

Tiz-cyclingストリーミング スクリーンショット以下同様
世界選手権制覇を狙うトム・ピドコックの走りに注目だ。チームキャンプに参加していたのでシクロクロスレースは久しぶりだ。

最近のシクロでは、少しミスの見られるトーン・アールツ。今日はトム・ピドコックにどこまで対抗出来るのか注目される。

エリ・イーゼルピットも先週のワールドカップ第15戦のフラマンヴィルで独走勝利しており、調子を上げている。
厳しい走りでピドコックを追い詰めて貰いたい。
スタート

さあ、スタート。

スタートダッシュを決めたのはトーン・アールツ。

トーン・アールツは先頭でフィルードに飛び込む。

2位につけているのは、コルネ・ファンケッセル。

エリ・イーゼルビットはカーブで落車に巻き込まれて順位を落とす。
2周目

トーン・アールツはトップで通過。ボーナスタイムを獲得。トム・ビドコックはスタートで遅れて10位で1周目を終える。ピドコックのチームメイトのベン・ターナーより遅れている。

トーン・アールツは絶好調で、先頭を独走。後続を引き離しにかかっている。

後続は2位争い。3位にエリ・イーゼルビットが上がってくる。
3周目

2位にエリが上がる。3位はコルネ・ファンケッセル、4位にローレンス・ウィーク。

トム・ビドコックはようやく6位に浮上。
4周目

トーン・アールツは19秒のリードを築いた。後ろが全く見えない。

ローレンス・ウィーク、エリ、その後ろにピドコックが上がってきた。

トム・ビドコックがエリを抜いて、ついに3位に上がる。

ビドコックは2位にあがる。ここからトーン・アールツの背中が見える位置まで上がれるかな。
5周目

トーン・アールツの後ろに2位のトム・ビドコックが見え始める。すでにタイム差は10秒以内に迫ってきた。

これは追いつきそうだ。

ついに追いついた。

おっと、直線でスピードを上げてトム・ビドコックが先頭に立った!

なんとかトーン・アールツは、トム・ビドコックをフォロー。
6周目
・
トーン・アールツだけが、トム・ピドコックについている。

一度離されかけたが、またトーン・アールツが追いつく。

エリ・イーゼルビットだけが少し遅れている。
・
ここで、トム・ビドコックがマシントラブルで遅れた。早くバイク交換したいが場所が悪い。

先頭はローレンス・ウィークに。

トム・ビドコックはようやくバイク交換。ここでエリにも抜かれる。

ピドコックは、エリを抜いて3位に。前とは数秒の差しかないのでい追いつきそうだ。
8周目

4人がまた一緒になるかな。

ついに追いついた。4人の先頭争いだ。

最後尾にいたエリが直線で抜いてトップにたつ。

今度はローレンス・ウィークがトツプに。

まだ、決着はつかない。
9周目

ラスト1周のジャンが鳴って、一気にトム・ビドコックが前に出る。

トム・ビドコックが突き放しにかかる。

あ~っ、トム・ビドコックはカーブで落車してしまう。

なんと~。後ろのエリ・イーゼルビットにも抜かれた~。

トップは3人の争いとなる。

ローレンス・ウィークがトップを譲らない。後ろのエリはこの後、登りで足をついて遅れてしまう。

トム・ビドコックは5位に後退。完全に気持ちが切れている。

トップは二人に絞られた。

最後のスプリントに向かう!

トーン・アールツが追い込むが、ローレンス・ウィークが逃げ切った!
腰の状態がよくなったローレンス・ウィークは完全復活の勝利だ。トム・ビドコックは、メカトラにラスト1周で落車ではどうにもならない。
明日のワールドカップでの走りに期待したい。
リザルト

- ローレンス・スウェーク (PAUWELS SAUZEN – BINGOAL) 1:01:11
- トーン・アールツ (BALOISE TREK LIONS) +0:00
- エリ・イーゼルビット(Pauwels Sauzen-Bingoal) +0:05
- ラース・ファンデルハール(Trek Baloise Lions)+ 0:19
- トム・ピドコック (INEOS GRENADIERS)+0:33
- マイケル・ファントーレンハウト(Michael – Pauwels Sauzen – Bingoal)+0:35
- コルネ・ファンケッセル(TORMANS CYCLO CROSS TEAM) +1:46
- トム・ミューセン(HENS-CONTAINERS MAES) +1:14
- クレマン・ヴァントゥリーニ(AG2R LA MONDIALE) +1:20
- トーン・ファンデボッシュ(PAUWELS SAUZEN – BINGOAL) +1:27


コメント