コロンウイルスの中で唯一レースを行っているベトナムのHTV CPU。連日YouTubeでも生放送しているので見られている方もおられるかな。
ついに注目していたヴィクトワール広島で走っていたハビエル・サラダ・ペレスがアタックをかけた。
山岳ステージでのアタックは強烈であっという間に後続を引き離す圧巻の走りを披露。
ベトナムの自転車事情
ベトナムはフランスの1887年から植民地となっていたことがあり、フランスということで自転車レースもベトナムでは古くから行われていたらしい。
ベトナムではUCI公認のレースはないが国内での人気は高く一般市民も沢山サイクリストがおり休日には100~200キロくらい乗る人もざらにいるそうだ。
オートバイも多いので走るには気を使わないといけないみたいだけど。
UCI公認のプロチームはないがナショナルチームに実業団チームもある。実業団といっても仕事は自転車に乗ること。
つまり自転車文化はとても盛んなのだ。女子の非公認ステージレースもあり日本からも2016年BIWASE CUP(ビワセカップ)で金子広美選手が出場して優勝している。
テレビ放送はあるけれど
HTVカップはテレビ局がスポンサーなので、レースの最初から最後までアナウンサーが放送してくれる。ベトナム語だけど。
ただ、中継の画面はわかりにくい。レース開始からの時間は表示されているが、あと何キロなのかわからない。MOTO1とMOTO2のタイム差もわからない。
HTVカップの公式サイトはあるのだけど、スタートリストがどこにあるやら、レース結果もベトナム語なので分かりにくい。しかも画像だし(^-^;
まあ、ここらへんはUCIレースでないし、ツールじゃないのでしょうがないですね。VelonLiveとかをバイクに搭載している訳ではないし。
観客は第1ステージはパラパラだったけれど、第4ステージのクリテリウムでは沢山の観客が見ていた。
ベトナムの人口は約9621万人と多いが、コロナウイルス感染者数は288人にとどまり、死亡者数はゼロ。初期段階から隔離とかしていたので全く広がってないですね。
これなら安全だ。
第5ステージ Hué-Da Nang 113km
コースプロフィールマップも公式サイトを見てもどこにもないので、ハビエルのstravaデータが頼りだ(^-^;
第5ステージには、見ての通り400mの高さの峠がある。レースは集団で進んでいたがアタックで小集団が前に。
登りにはいり、ハビエル・サルダのチームメイトがアタック!
集団はリーダージャージを着るLe Nguyet Minh(HCMC MMメガマーケット)を含んだ6名の先頭集団となり前を負う。
ハビエルのチームメイトが捕まった瞬間からアタック合戦となり、リーダージャージが遅れた時にハビエルはアタック!
しかし、テレビはリーダージャージの遅れる所を写していて肝心のアタックの瞬間はみれなかった(>_<)
ハビエルは後続に差をつけて山岳ポイントを1位通過。これで山岳賞ジャージをゲットしている。
最終的に残り30kmを一人で逃げ続けることは選択することなく、後続集団に飲み込まれてゴールを目指すことに。飲み込まれる瞬間もテレビでは映らなかった。
ベトナム語で放送されているので、全くここらへんのことがわからないのが困りもの。
肝心な所を写してくれるといいんですけどね。
これではっきりしたが山岳でハビエルにかなう選手はいない。残り13ステージもあるのでじっくりと力を蓄えて山岳で差をつければ総合優勝に手が届くのは間違いない。
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