Zwiftは、第4回 Zwift Academy Programの優勝者として、ジェシカ・プラットを発表した。
今回の Zwift Academyの女性参加者は9,000人。最終的に絞られた3人の女性ファイナリストがスペインのCANYON-SRAMチームキャンプに参加して1つのスポットを競いあった。
最終試験は4日間連続
Zwiftでは、10秒間、1分間、4分間、および10分間及び体重に対する出力を調べていた。
準決勝で6人まで絞られたメンバーは、決勝では3人になり最後の4日間のテストにのぞんだ。
最終テストで3人はランプテストを行った。毎分20ワットずつ出力を上げていき限界まで漕ぎ続ける。
きついでしょうなあ~。でも、きつくても立ち上がってはいけないので、漕げなくなるまでやったようですね。
トレーニングキャンプで、チームメンバーと走りクライミング能力を測るために3人はタイムトライヤルを行った。
クライミングは距離を変えて2回も~。
スプリントテストは6回。
2つのスタンディングスタート、3つのダウンヒルリードアウト、1つのアップヒルスプリントを行った。これはZwiftを使って行った。
プラットは合計5回トップを勝ち取るスプリント力をみせた。
3人のライダーの周りには、SRAMのメンバーが声援を送ってZwiftレースさながらの模様。
738Wって、バケモンですな。
南半球からのチャンスに最適
最終日のテストステージは厳しい。6時間のライドで、3,500メートル以上の登山とシエラネバダへの2時間の登山を行った。
優勝した、22歳のジェシカ・プラットは、19歳未満のオーストラリアナショナルチャンピオンであり、2015年の19歳未満の世界選手権ロードレースでは9位となっている実力者。
だが、彼女はニュージーランド出身であり、オーストラリアで生活している。ヨーロッパに住んでいない場合プロとしてデビューする道は険しい。
彼女らのような南半球に住んでいる人にとっては、Zwift Academyはプロにチャレンジできる良い機会となっている。
それでも、優勝するには相当な実力がないといけないことには変わりない。バイク能力だけでなく、4人のSRAMライダーとの面接もクリアーしないといけないのだ。
優勝したジェシカ・ブラットは2017年の勝者Tanja Erathと2018年勝者エラ・ハリスと共にCanyon-SRAMに参加する。
プロとなっても成績が出せなければ、来年以降の契約はない。この点は厳しいプロの世界だ。2016年優勝のLeah Thorvilsonは、2年間プロとして走ったが退団している。
これがブロへの第一歩であり、これからが本当の勝負が始まると言ってもよいだろう。
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