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ジロ・デ・イタリア第3ステージ なんとゲラント・トーマスが~ 【決定的瞬間追加】

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Image by AntoMes from Pixabay
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ジロ・デ・イタリアは第3ステージで最初の山岳ステージとなる。最後に待ち受けるのはエトナの登りゴール。

長い登坂では間違いなく総合勢がシャッフルされるはず。フィリッポ・ガンナのマリアローザも今日までだ。

ここで、マリアローザを着用するライダーは誰になるだろうか?

 

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第3ステージ エンナ~エトナ

ジロ第3ステージ photo giroditalia

3日目にしていきなりの山岳ステージ。本当ならばハンガリーでの3ステージ目だったはずだけど、これは仕方がない。

ジロが開催されただけでも良しとしよう。

 

エトナのゴール

全長18.8kmもある最後のゴール前の登坂。序盤は5%だが、中盤にかけて7%となる。そしてラスト3キロの勾配がきついという厳しいコース。

最大勾配は13%となるので、間違いなく総合はシュッフルされる。どんな順位になっているだろうか?

 

トーマスがクラッシュ 逃げは8人

ファンの撮った映像があるが、これはひどい

 

なんと、ローリングスタートの最中、ゲラント・トーマスがクラッシュしてしまう。ボトルを踏んだとあるが、スタートしてすぐに捨てるライダーがいたのだろうか?

オレンジのボトルを踏んでいる。どこのチームとは言わないけれど、この前にはも2つのボトルが転がっている。

トーマスは、左側をかなり打っており、ジャージがかなり破れている。大丈夫とは思うけれど、かなり痛そうだ。

 

スタートしてヴィクトール・カンペナールツがアタックをかけてレースが始まる。

photo cycling today ストリーミングより 以下同様

  1. 18. ジョシップ・ルーマック(Josip Rumac)Androni Giocattoli-Sidermec
  2. 46. フランチェスコ・ロマーノ(Francesco Romano)Bardiani-CSF-Faizanè
  3. 92. ヨナタン・カイセド(Jonathan Caicedo)EF PRO cycling
  4. 94. ローソン・クラドック(CRADDOCK Lawson)EF PRO cycling
  5. 126. マシュー・ホームズ(Matthew Holmes)Lotto Soudal
  6. 152. ヴィクトール・カンペナールツ(Victor Campenaerts)NTT PRO cycling
  7. 202. ミッケル・ビョーグ(Mikkel Bjerg)UAE-Team Emirates
  8. 211. ジョヴァンニ・ヴィスコンティ(Giovanni Visconti)Vini Zabù-Brado-KTM

後方から追いついて8人の逃げとなる。

TTスペシャリストとしてアワーレコード保持者のヴィクトール・カンペナールツにU23王者を3回獲得したミッケル・ビョーグ。

ミッケル・ビョーグを追いかけてフィリッポ・ガンナが付いていたけど、集団に戻っている。

カンペナールツも次のチームを探さないといけないので目立っておかないと。

マシュー・ホームズは2020サントス・ツアーダウンアンダーのウィランガヒルを制したライダー。EF PRO cyclingからも2人入っているので結構粘れるのではないかな。

 

集団はミッチェルトン・スコットが全員でサイモン・イェーツを牽引。サイモン・イェーツは49秒遅れの総合7位。このステージで上位に上がっておきたいところだ。

 

なんと幸也がクラッシュしてバイク交換して走っている。大きなケガはないようだが。

 

残り35キロになってタイム差が4分を切ってくる。集団先頭はトレックにボーラ、アスタナも上がってくる。

 

危ない!  犬が集団の中の前をウロウロ。誰もぶつからないのはさすが。

 

前半で落車してしまったゲラント・トーマスがやばい。集団後方でフィリッポ・ガンナに引いて貰っている。

少し前にも、他のライダーから腰を押して貰っておりキツソウだ。

 

なんとゲラント・トーマスはラスト28kmで切れてしまう。打撲が痛そうでサポートカーにも長く捕まっている姿が見られる。

 

先頭では、マシュー・ホームズが前に出てくる。さすがクライマーだ。一番後ろにはミッケル・ビョーグ。昨日もずっと集団を引いていたのでキツイだろう。

 

先頭は、ヨナタン・カイセド(Jonathan Caicedo)EF PRO cyclingとジョヴァンニ・ヴィスコンティに代わる。

一度、ミッケル・ビョーグが追いついたのだが切れてしまう。

 

集団はトレックに代わって、ボーラのマッテォ・ファブロが先頭を引く。ラファウ・マイカのためだ。

マッテォ・ファブロは手を広げて、前を引けよと合図するが後ろはイネオスのテイオ・ゲイガンハートなので代わらない。

 

ゲラント・トーマスのジロ制覇は、ほぼなくなった。すでに集団から5分以上遅れている。

 

マチェイ・ボドナルが引くのを止めた途端に、ジョナタン・カストロビエホがアタック!

もう、イネオスはステージ優勝狙いに切り替えたのか?

 

先頭では、ジョヴァンニ・ヴィスコンティのアタックに対して、カウンターをヨナタン・カイセドがかけ一気に引き離す。

 

ジョナタン・カストロビエホにハーム・ファンファウケ(Lotto Soudal)が追いつく。

 

先頭のカイセドが好調だ。雨の中一人でゴールに突き進む。

 

総合勢では、まずはニバリがアタックをかけるが決まらない。

 

今度は、ヤコブ・フルサンが先頭になって引く。ステフェン・クライスヴァイクが少し遅れている。

 

ドメニコ・ポッツォヴィーヴォ(NTT PRO cycling)もアタックをかける。だが、結局このグループはそのままゴールとなった。

ステフェン・クライスヴァイクが5秒遅れただけだ。

 

ゴールはヨナタン・カイセド(EF PRO cycling)が見事に逃げ切った!

 

2位にはベテランのジョヴァンニ・ヴィスコンティが入る。モビスターやバーレーン・メリダを渡り歩いたベテランライダーだ。

 

3位はジョナタン・カストロビエホを振り切ったハーム・ファンファウケ(Lotto Soudal)が入る。

総合勢は大きく遅れることはなかったが、サイモン・イェーツが早くから遅れてしまった。

なんと、このステージでゲラント・トーマスとサイモン・イェーツというふたりの優勝候補が遅れてしまうという展開となってしまう。

ゲラント・トーマスの優勝はもうないだろう。ここまで遅れてはどうにもならない。これによって、ジロは誰が優勝するのか全くわからない展開となった。

 

こちらはハイライト

 

ステージリザルト

スマホの場合にはスワイプしてみてください
RnkRiderTeamTime
1 CAICEDO Jonathan KleverEF Pro Cycling4:02:33
2 VISCONTI GiovanniVini Zabù – KTM0:21
3 VANHOUCKE HarmLotto Soudal0:30
4 KELDERMAN WilcoTeam Sunweb0:39
5 FUGLSANG JakobAstana Pro Team0:51
6 MAJKA RafałBORA – hansgrohe,,
7 NIBALI VincenzoTrek – Segafredo,,
8 CASTROVIEJO JonathanINEOS Grenadiers,,
9 POZZOVIVO DomenicoNTT Pro Cycling,,
10 KRUIJSWIJK StevenTeam Jumbo-Visma0:56

 

総合は、ジョアン・アルメイダがトップに。ステージ優勝したカイセドが2位。3位にはペリョ・ビルバオが入ってきた。8位にブランドン・マクナルティも入っている。

そしてゲラント・トーマスは69位。12分19秒遅れ。イネオスは第3週でステージ優勝を狙うしかなくなった。

ツールに続いてイネオスは目標を大きく切り替えなくてはならない。

 

総合

RnkPrev▼▲RiderTeamTime
12▲1 ALMEIDA JoãoDeceuninck – Quick Step7:44:25
235▲33 CAICEDO Jonathan KleverEF Pro Cycling,,
314▲11 BILBAO PelloBahrain – McLaren0:37
430▲26 KELDERMAN WilcoTeam Sunweb0:42
552▲47 VANHOUCKE HarmLotto Soudal0:53
631▲25 NIBALI VincenzoTrek – Segafredo0:55
733▲26 POZZOVIVO DomenicoNTT Pro Cycling0:59
812▲4 MCNULTY BrandonUAE-Team Emirates1:11
946▲37 FUGLSANG JakobAstana Pro Team1:13
1044▲34 KRUIJSWIJK StevenTeam Jumbo-Visma1:15

 

ポイント賞

RnkRiderTeamPnt
1 Ganna FilippoINEOS Grenadiers15
2 Almeida JoãoDeceuninck – Quick Step12
3 Bjerg MikkelUAE-Team Emirates9
4 Thomas GeraintINEOS Grenadiers7
5 Foss TobiasTeam Jumbo-Visma6
6 Černý JosefCCC Team5
7 Sobrero MatteoNTT Pro Cycling4
8 Craddock LawsonEF Pro Cycling3
9 Scotson MilesGroupama – FDJ2
10 Brändle MatthiasIsrael Start-Up Nation1

 

ヤングライダー賞

RnkRiderTeamTime
1 Ganna FilippoINEOS Grenadiers15:24
2 Almeida JoãoDeceuninck – Quick Step0:22
3 Bjerg MikkelUAE-Team Emirates,,
4 Foss TobiasTeam Jumbo-Visma0:31
5 Sobrero MatteoNTT Pro Cycling0:40
6 Hamilton ChrisTeam Sunweb0:55
7 McNulty BrandonUAE-Team Emirates0:59
8 O’Connor BenNTT Pro Cycling1:00
9 Whelan JamesEF Pro Cycling1:06
10 Bennett SeanEF Pro Cycling,,

 

山岳賞

RnkPrev▼▲RiderTeamPnt
1  CAICEDO Jonathan KleverEF Pro Cycling40
2  VISCONTI GiovanniVini Zabù – KTM18
3  VANHOUCKE HarmLotto Soudal12
4  KELDERMAN WilcoTeam Sunweb9
5  FUGLSANG JakobAstana Pro Team6
6  MAJKA RafałBORA – hansgrohe4
71▼6 SAGAN PeterBORA – hansgrohe4
83▼5 ZABEL RickIsrael Start-Up Nation3
94▼5 DE GENDT ThomasLotto Soudal3
102▼8 ULISSI DiegoUAE-Team Emirates3

 

コメント

  1. せんち より:

    落車シーン、隊列が通る前のバイクが途中でかなり跳ねてるんですよね
    ボトルが複数転がってる位置からも、このバンピーな部分で跳ねて外れてしまったように思えます
    Gが踏んだボトルもまだ水分入ってましたし

    • ちゃん より:

      せんちさん、コメントありがとうございます。
      そうですよね。下る前にだいぶ跳ねてますよね。
      それにしても、不運すぎる。4つのボトルが転がって、一人だけが落車するなんて。
      運命としかいいようがないですが、残念です。

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