Israel Start-Up Nationが来シーズンに向けて大幅なチーム力アップのために移籍の話を進めているようだ。
名前が上がっているのはグレッグ・ファンアーヴェルマート(CCC Team)とジャスパー・ストゥイヴェン(Trek – Segafredo)。そして、フルーム。
彼の移籍話で真っ先に名前が上がったのがIsrael Start-Up Nation。チームは当初否定していたが、今では接触したことを隠していない。
チームはワールドツアーレベルの戦略となるために躍起になっている。さて3人のライダーの獲得は出来るのかな?
クラシックライダーの獲得を熱望
Israel Start-Up Nationにはニルス・ポリッツという有望なクラシックライダーがいるのだが、どうやら2チームからオファーを受けている模様。
このため来シーズン、ニルス・ポリッツが在籍している可能性は低いと言われているが、まだ、移籍して1シーズンなのに移籍するんだろうか?
代替ライダーとして候補に挙がったのが、チーム存続が怪しい状態のグレッグ・ファンアーヴェルマートの獲得。
チームはアーベルマートと協議中であると伝えられている。だが、CCC Teamも現在6つのスポンサーと話をしているようで、実際にスポンサーが見つかれば、義理堅いアーベルマートは残るのではないかな。
Jasper Stuyven
エドワード・トゥーンスと並ぶ、Trek – Segafredoの若手ドイツのクラシックハンター。
レース終盤から抜け出して、ゴールを狙うレーススタイルの選手だ。
2019年はドイツチェラントツアーで総合優勝を果たした。今年も、Omloop Het Nieuwsblad Eliteで抜け出してイヴ・ランパールトを破って勝利。
今年で契約が切れるのでIsrael Start-Up Nationが協議中とのことだ。彼も28歳で今が旬の選手。簡単にTrekが手放すのだろうか?
Israel Start-Up Nationはオリバー・ナーセンも考えたそうだが、彼はチームと既に契約を済ませている。
クリス・フルーム
噂の絶えないフルームの移籍話。チームオーナーもフルームと接触したことを隠していないが、果たしてどうだろうか?
フルームの目標はあくまでツールの5勝目。グランツールの優勝を目指すには強力なアシストが必要不可欠だ。
実際に、Israel Start-Up Nationに移籍した場合どうだろうか? 満足いくアシストを得ることは難しいのではないかな。
チームのエースを引っ張るならば、そのアシストも引っ張ってこないと機能しない。フルームのサラリーを支払う能力があるのならば、アシスト選手も集めるべきだ。
シーズン途中の移籍がまとまるならば数日以内に結論がでる。3年契約という話も出ている。
Israel Start-Up Nationは、2020年にプロコンチネンタルのイスラエルサイクリングアカデミーがTeam Katusha Alpecinの残骸を引き継いだ後に結成されたチーム。
力量はまだプロチーム止まり。大幅な戦力強化をしないとトップチームにはのし上がれないのは確かだ。
だが、選手を獲得したいのは山々だろうが、トップ選手の獲得が出来るかな。
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