第9ステージのグラベルロードで、 INEOS Grenadiersはプリモッシュ・ログリッチの落車の後に、エガン・ベルナル、ブランドン・リベラ、テイメン・アレンスマンと3人が先頭集団に入ることができた。
しかし、テイメン・アレンスマンは何故か先頭集団から落ちてしまう。理由がわからなかったが、原因についてInstagramのストーリーで明かしている。
遅れの理由
Entering the third gravel section at #GirodItalia, and @Eganbernal @ThymenArensman and @_brandon_2103 are in the break 🌪️🔥🌪️🔥 pic.twitter.com/PjtsRfY0wb
— INEOS Grenadiers (@INEOSGrenadiers) May 18, 2025
まず、テイメン・アレンスマンだけど第1ステージから大きく遅れて58位スタート。
本人は家に帰りたいと漏らしていたほど落胆。第2ステージの個人タイムトライヤルで15位となり総合43位に。その後も着実に順位をあげて第9ステージ前には総合24位まで上げていた。
迎えた第9ステージでテイメン・アレンスマンはエガン・ベルナルをアシストしながら、先頭集団に残った。
この時点で INEOS Grenadiersは3人おり、絶好のチャンス到来と思われた。

Tiz-cycling ストリーミング スクリーンショット以下同様
テイメン・アレンスマンは残り39.3kmの時点で、しっかりと先頭集団にいる。
- ワウト・ファンアールト Team Visma | Lease a Bike
- エガン・ベルナル INEOS Grenadiers
- ブランドン・リベラ INEOS Grenadiers
- テイメン・アレンスマン INEOS Grenadiers
- アイザック・デルトロ UAE Team Emirates – XRG
ここだ。残り38.1kmなのでちょうどトラブルがあった直後のようだ。このままズルズルと後退してしまった。
テイメン・アレンスマンが急に遅れた理由はストーリーによると
なんて日だ! チェーンがディレイラーに引っかかってしまい、ベン・ターナーのバイクでステージを完走しなければならなかったのは本当に残念だ。
イーガンと最後まで差を詰めるだけの脚力はあったはずなので、本当に残念。いずれにせよ、ジロはまだ長く、多くのチャンスが待っている。
Thymen Arensman baalt na materiaalpech in gravelrit: “Had de benen om weg te blijven”https://t.co/GJnHtYWs8C
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— WielerFlits.nl (@WielerFlits) May 19, 2025
もし、テイメン・アレンスマンのアクシデントがなければ、エガン・ベルナルと共に前を追える展開となっていたはず。
最終的に、テイメン・アレンスマンはエガン・ベルナルをアシストしながらカンポ広場に。1分10秒遅れでゴールしている。
これでエガン・ベルナルは総合15位から総合7位へ。テイメン・アレンスマンも総合24位から総合13位まで上がってきた。調子を上げてきたテイメン・アレンスマンも最終的にトップ10入りする可能性も出ている。
だが、まずは第10ステージの個人タイムトライヤルが問題だ。エガン・ベルナルは事故以来、タイムトライヤルのスピードが戻っていない。総合順位は落ちるかもしれない。
エース交代ということはないと思うけれど。
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