2025 ツアー・オブ・スロベニア第2ステージ 　プロ初勝利が～

第1ステージは、昨年に続いてディラン・フルーネウェーヘンが勝利。これで3年連続で開幕ステージを飾っている。

Bahrain Victoriousのヒィル・バウハウスは第2ステージでリベンジとなるか。はたまた、不発となったUAE Team Emirates – XRGのフアン・モラノがスプリントで勝負できるだろうか。

 

第2ステージ  ヴェレニェ～ロガシュカ・スラティナ 157.8km 

 

中間にチェリスカ・コチャの登りがあるけど、ゴールまで距離があるので、スプリンターも戻ってこれる。最後はスプリントで決着だ。

 

1. スプリントポイント　Braslovče
2. スプリントポイント　ジャレツ
3. 2級山岳　チェリスカ・コチャ (7.6 km・6.5%)
4. スプリントポイント　Prime Sprint Štore
5. スプリントポイント　Spodnji Vrh
6. スプリントポイント　Šmarje pri Jelšah
7. 残り1周

 

スタート

ニュートラルスタート。

 

5人の逃げ

5人が逃げている。

1.  ディエゴ・ウリアルテ (Equipo Kern Pharma)
2.  ファビオ・クリステン (Q36.5 Pro Cycling Team)
3.  Piras Andrea (Team Solution Tech – Vini Fantini)
4.  Pečnik Teo (Adria Mobil)
5.  Štajnar Mihael (Pogi Team Gusto Ljubljana)

 

2級山岳　チェリスカ・コチャ (7.6 km・6.5%)

山岳賞をキープしているファビオ・クリステンがアタック。

 

ファビオ・クリステンがトップ通過だ。

1.   ファビオ・クリステン (Q36.5 Pro Cycling Team)　6ポイント
2.  Štajnar Mihael (Pogi Team Gusto Ljubljana)　4ポイント
3. ディエゴ・ウリアルテ (Equipo Kern Pharma)　2ポイント

 

先頭は4人に。

1.  ディエゴ・ウリアルテ (Equipo Kern Pharma)
2.  ファビオ・クリステン (Q36.5 Pro Cycling Team)
3.  Piras Andrea (Team Solution Tech – Vini Fantini)
4.  Štajnar Mihael (Pogi Team Gusto Ljubljana)

 

ディラン・フルーネウェーヘンは山岳で遅れており、2分15秒差。Team Jayco AlUla全員で集団復帰を目指す。

 

Equipo Kern Pharmaのディエゴ・ウリアルテが単独で抜け出している。

 

スプリントポイント　Spodnji Vrh

ディエゴ・ウリアルテが単独で通過。

1.  ディエゴ・ウリアルテ (Equipo Kern Pharma)　5ポイント
2.  ファビオ・クリステン (Q36.5 Pro Cycling Team)　3ポイント
3.  Štajnar Mihael (Pogi Team Gusto Ljubljana)　　1ポイント

 

ディエゴ・ウリアルテ単独。

 

逃げていた3人が捕まる。

 

ディエゴ・ウリアルテは32秒差。集団が見えてくる。

 

残り50.2km。集団が迫ってくる。すでに足を止めている。

 

ディエゴ・ウリアルテが捕まった。あとはディラン・フルーネウェーヘンの第2集団がメイン集団に追い付くのか。

 

集団はUAE Team Emirates – XRGとLidl – Trekが引いている。

 

ディラン・フルーネウェーヘンは1分46秒遅れ。タイム差は拡大していく。メイン集団のほうが人数が多いので厳しい。

 

スプリントポイント　Šmarje pri Jelšah

スプリントポイント前からUno-X Mobilityのアンダース・ハラン・ヨハネセンがスパート。

 

Uno-X Mobilityのアンダース・ハラン・ヨハネセンがトップ通過。

1. アンダース・ハラン・ヨハネセン　Uno-X Mobility　5ポイント・3秒
2. フェルナンド・バルセロ　Caja Rural – Seguros RGA　3ポイント・2秒
3. ファビオ・クリステン　Q36.5 Pro Cycling Team　1ポイント・1秒

メイン集団はペースを上げているけど、UAE Team Emirates – XRGのフアン・モラノは落ちてしまったという情報が。

 

Uno-X Mobilityのサイモン・ドルビーが落車。すでに、ディラン・フルーネウェーヘンの集団はタイム差も出なくなった。もう追いつくことはない。

 

先頭からアタック!

 

Q36.5 Pro Cycling Teamのシェード・バックスとUAE Team Emirates – XRGのルイ・オリヴェイラ。

 

シェード・バックスも元UAE Team Emirates – XRGだ。

 

後ろから4人が追いつく。これはメンバーが良すぎるので捕まるだろう。

1. テイオ・ゲイガンハート　Lidl – Trek
2. ファビオ・クリステン　Q36.5 Pro Cycling Team
3. シェード・バックス　Q36.5 Pro Cycling Team
4. フェリックス・グロスチャートナー　UAE Team Emirates – XRG
5. ルイ・オリヴェイラ　UAE Team Emirates – XRG
6. ヤコブ・オムルゼル　Bahrain Victorious
7. アンダース・ハラン・ヨハネセン　Uno-X Mobility

残り15kmに。

 

残り1周

先頭は残り1周に。

 

集団はUno-X Mobilityが抑えている。UAE Team Emirates – XRGもLidl – Trekも追わないので決まりなのか。

 

集団の人数が戻ってきた。VF Group – Bardiani CSF – Faizanèが追うがLidl – Trekが邪魔をする。

 

集団からLidl – Trekのフアン・ロペスがアタック。単独で追いつくのか。

 

フアン・ロペスが追いつけば、Lidl – Trekはテイオ・ゲイガンハートと二人となる。クイーンステージを見据えるとここでタイムロスはしたくない。

 

フアン・ロペスの後ろから二人が追走に。

 

追走は3人に。しかし、この3人は集団に捕まる。

1. フアン・ロペス　Lidl – Trek
2.  Castellon Jan (Caja Rural – Seguros RGA)
3.  Scalco Matteo (VF Group – Bardiani CSF – Faizanè)

残り4.8kmで54秒と開いた。決まりだ。

 

残り2.9kmで1分。この差は大きい。

 

残り1.4km。これはスプリントだ。

 

Q36.5 Pro Cycling Teamのシェード・バックスが固定で引いている。

 

シェード・バックスが引き終わる。

 

ファビオ・クリステンがスプリント開始。

 

ルイ・オリヴェイラが反応。

 

ルイ・オリヴェイラが後ろからまくる。

 

ファビオ・クリステンが先頭だ。

 

ルイ・オリヴェイラが並んだ。

 

ルイ・オリヴェイラが抜いたぞ。

 

ルイ・オリヴェイラが、フェンス側によってしまいファビオ・クリステンにちかずく。

 

ファビオ・クリステンは手をあげて抗議。

 

ルイ・オリヴェイラが先着!

 

なんとなんとルイ・オリヴェイラは28歳でプロ初勝利となった。

 

兄のイヴォ・オリヴェイラと合わせると兄弟で今シーズン3勝目だ。

 

アシストばかりの人生だったけれど、この日ついに勝利を得ることができた。

 

UAE Team Emirates – XRGは、また一人勝利するライダーが生まれた。チームの勝利数は41に。シーズン最多更新が見られるのか。

リーダージャージは2位となったQ36.5 Pro Cycling Teamのファビオ・クリステン。山岳賞とポイント賞、それにリーダージャージも獲得だ。

明日からQ36.5 Pro Cycling Teamが集団コントロールにはいるはず。

 

【ルイ・オリヴェイラが降格に】

審査員はスプリントを再度審査。オリベイラがクリステンの邪魔をしたとされたためだ。クリステンは最後の数メートルで、相手が自分のラインから外れたとして抗議した。

 

リザルト

トップゴールしたUAE Team Emirates – XRGのルイ・オリヴェイラ

インタビューまで受けていたのに、レース主催者はルイ・オリヴェイラの降格を発表。6位になってしまった。

 

優勝したQ36.5 Pro Cycling Teamのファビオ・クリステン(チーム公式サイトより)

山岳ポイントのためにブレークに入ったが、ツアー・オブ・スロベニアでレースをリードするつもりはまったくなかった。 ここでのゴールはステージ優勝を狙うこと、そしてツール・ド・スイスでのメインゴールに備えることだった。

ステージ優勝はうまくいったし、これから何が可能か試してみるつもりだけど、第4ステージは本当にハードだし、自分自身を殺してはいけないね。

僕たちは5人で走ったんだけど、人数の多いチームはあまりいなかったから、本当に良かったよ。ニコロ・パリジニとスプリント勝負をするつもりだったんだけど、登り坂の手前でシェード・バックスが速めに仕掛け、僕がかわした。 風が強かったから、早めにスプリントを始めたんだ。

決勝ではオリベイラに接触され、ゴールまでスプリントすることができなかった。明日の決勝も僕には合っている。 でも、レース展開を見なければならない。 明日はどうなるか見てみよう。

 

第2ステージ　リザルト

総合

ポイント賞

山岳賞

新人賞