クリス・フルームの移籍が発表されたことにより、彼が2021年に乗るバイクはピナレロから変わることになる。
バイクのみならず、コンポーネント、キット、アクセサリーも変わってくる。
Israel Start-Up Nationの使用するFactorは、2台のロードバイクを供給しているが、フルームはすんなりと、Factorのバイクに慣れることが出来るのだろうか?
10年ピナレロに乗ってましたからねえ~。どう変わるのか想像してみよう。
FACTOR BIKES の開発
ノーフォークに拠点を置くFactorは、2020年シーズン前にIsrael Start-Up Nationと3年間の契約を結んでいる。
クリス・フルームは、引退するまでIsrael Start-Up Nationで走ることが決定しており、バイクはFactorとなる。
現在、Factorは面白い試みをしているので、それを紹介したい。
これで、フルームがレースを走る訳ではないが、ハンドルバーに組み込まれたサイコンは、これまでの常識を覆すシステムだ。
心拍と共に心電図のような物を表示してくれ、ライブな医療用モニターとなる。Factorもパワーメーター販売しており、総合的なサイコンシステムの開発もしている。
FactorはF1で培った技術を使ってバイクを解析している。フルームが2021年に乗るタイムトライヤルマシンも新型が投入されるかもしれない。
現在、Factorではあらたなバイク投入に向けて開発を続けている。このバイクでは、ダウンチューブ、シートチューブ共に割れている。不思議な形だ。
Factor 001と呼ばれるこのバイクは市販されることはないが、将来のバイクの形を見せてくれているのかもしれない。
フルームのこだわりはどうなる?
フルームは楕円リングを使用している。O.SYMETRIC(オーシーメトリック)だ。
多分、ここは長く使っているので変わることはないだろう。今さら新円に戻すことは逆にペダリングがおかしくなってしまう。
チームイネオスは、バイク交換のタイムロスを嫌ってリムブレーキをずっと使用してきた。この部分についてはどうだろうか?
さすがに、フルームだけリムブレーキを使うという訳にはいかないだろう。
ホイールもシマノのデュラエースを使っていたが、Black Incホイールの60mmに変わる。Black Incホイールは30mmもあるので、山岳では30mmを使用するだろう。
性能的にはどうなんだろうか?
Israel Start-Up Nationは、セラミックスピードとスポンサー契約を結んでいるので、BBとビックプリーリーを使用するようになる。
その他、パワーメーターはシマノから4iiiiに変更だろう。ペダルはデュラエースからSpeedplay Zero Aeroに変わるのだろうか?
アレックス・ダウゼットはSpeedplayを使っているが、フルームはどうするのか。ペダルなどは、大きな部分なので変更すると大きく変わってくる。
Israel Start-Up Nationは現在、Bryton Rider 430を使用しているが、1年間の契約となっている。来年フルームがどのブランドのサイクルコンピューターを使用するかはまだわからない。
ヘルメットもKASKからジロに変わる。多分Aether MIPSを使用することになる。
Israel Start-Up Nationは、シューズのスポンサーがいないので、フルームはSIDIのシューズをそのまま使用するだろう。
来シーズン、フルームがIsrael Start-Up Nationのジャージを着て、Factor バイクに乗る姿が見れるだろうが、どんな仕様になっているのか楽しみだ。
Factorバイクにとっても、バイク開発、宣伝共に大きな進歩をとげるはずだ。こちらも、どのように変化していのか興味が尽きない。
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