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2極化トレーニングとは?  初心者編

トレーニング
Photo by Simon Connellan on Unsplash
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2極化トレーニングでは、FTP値を向上させるために、非常にゆっくりとしたトレーニングか、非常にハードなトレーニングのどちらかを行う。

80対20の法則を適用すれば可能だが、それは必須ではない。

  • トレーニングセッションの80%は低強度(有酸素性閾値以下)で行なう。
  • 残りの20%は、無酸素性閾値を超える高強度で行う

この2種類だけだ。

特に、様々なエネルギーシステムを交互に刺激することが重要となる。

 

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2極化トレーニング

Photo credit: lihourj on VisualHunt.com

 

スポーツドクターでありトレーナーでもあるグイド・ヴローメン(Guido Vroemen)が、その説明をおこなっている。

 

2極化トレーニングとは、異なるトレーニングセッションを明確に区別することです。

多くのライダーは、あまり落ち着いてトレーニングしたことがなく、ハードなトレーニングもしたことがないので、同じようなトレーニングが多い。

長い目で見ると、体に改善するインセンティブを与えることができません。

また、多くのサイクリストは、「長時間働かなければならない」と思っている人がまだまだ多い。

何時間もトレーニングする時間がない(あるいは、その気がない)サイクリストに朗報があります。

より多くのトレーニングをすることが成功の鍵ではなく、よりスマートなトレーニングをすることが成功の鍵です。2極化トレーニングはスマートなトレーニングです。

 

ステップ1:ゾーンを決定する

Photo credit: semuthutan on Visualhunt.com

 

3つのトレーニングゾーンを知らなければ、スマートで優れたトレーニングはできない。

このゾーンは、運動生理学者によるFTPテストによって決定される。

FTPを自分で測定することも可能で、精度は落ちるが、費用対効果は高くなる。ただ、20分全力に近いパワーで漕ぎ続けるなんて私には絶対無理。今なら10秒でも出来ない自信あり(^^;

測定には、MAPテストもあり、こちらも同じような結果が出る。こちらなら私でも出来たように思う。

 

FTPテストの後、「ゾーン」が判明する。

  • ゾーン1:何時間も維持できるペースでのサイクリング(有酸素性閾値以下)
  • ゾーン2:快適なゾーン(有酸素性閾値と無酸素性閾値の間)
  • ゾーン3:ゾーン3では、サイクリングはマジで痛い!?(嫌気性閾値以上)

トレーニングゾーンがわかっている場合は、ステップ2に進むことができる。

 

ステップ2:トレーニングスケジュール

 

速くなりたいだろうか。スケジュールを立ててトレーニングしてこそ、本当の意味で上達する。

トレーニングスケジュールでは、特定の目標に向かってトレーニングを行う。ただ、きっちりと計画を立てても中々出来ないのも事実だ。

以下のようにざっくりと、トレーニングゾーンをわけて、行う意識だけでも大丈夫だと思う。

 

二極化トレーニングでは、有酸素性閾値と無酸素性閾値という2つのトランジション(閾値)を使う。

従って、トレーニングは、ゾーン1またはゾーン3で行う。

特にゾーン3でのトレーニングでは、トレーニング後に十分な休息を組み入れることが重要となる。無酸素タンクが鍛えられれば、このトレーニングを繰り返す回数が増える。

少しずつ強く、速くなるということだ。

 

 

マチュー・ファンデンプールやワウト・ファンアールトのようなライダーは、何年も前から80-20方式でトレーニングを行っている。

研究者たちは、そのトレーニング方法を一般の人にも試している。

ゾーン1と3で多くトレーニングを行ったサイクリストのグループは、2極化トレーニングを行わなかったグループよりも高いFTP値を達成している。

2極化トレーニングは、ミトコンドリアを増やすことにも繋がる。

 

少しでも速く走りたいと思ったら、全体の何割かは速く走る練習もしないといけないということだ。1時間走るならば、10分はキツイペースで走りたい。

ただ、FTPを測るのに、最初からパワーメーターを持っていたり、スマートトレーナーを持っている人は中々いない。

そういう場合は、出来るだけ全力に近いスピードで走ろう。1分も全開に近いスピードで走れない場合には、私のように10秒で良いからダッシュすることだ。

少しで良いからゾーン3で走る練習も続けていこう。

 

 

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