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2025 パリ~ルーベ北の地獄 タデイ・ポガチャルは判断ミスだったのか?

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Photo credit: DaffyDuke on Visualhunt.com
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何度もアタックをかけたマチュー・ファンデルプール。何度も食らいついたタデイ・ポガチャル。

史上最高のライダー同士の戦いは、思わぬ形で決着がついてしまった。まさかのオーバーランでタデイ・ポガチャルがフェンスに激突。

マチュー・ファンデルプールはギリギリで落車を回避して走り続けた。何故、コーナーでミスをしたのか。タデイ・ポガチャルがチーム公式サイトで答えている。

 

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コーナーの判断

 

コーナーへの侵入スビードは、それほど速くないように見える。モトバイクもこけていて、タデイはこれも見てしまったのかな。

タデイ・ポガチャルはバイクのチェーンは落ちてしまっている。これがタイムロスにつながることになった。

さらにホイールも壊れサイコンもパワーを表示していなかったとの情報もある。途中、グローブが拡大された時には赤い色が見えたので、血がにじんでいたのか。

12秒差まで縮まったのに追いつかなかったのはタデイ・ポガチャルらしくない。やはり、疲労があったのも間違いないだろう。石畳の上を疾走する疲労度は計り知れない。

 

 

タデイ、レースを終えての感想は?

石畳、体への負担。間違いなく、これまで経験した中で最も過酷で、タフで、厳しいレースの一つだ。少し経験を積んだので、次にここに来る時は今日ほど過酷ではないかもしれない。

 

激しい展開で残ったのはマチュー、フィリップセンとの3人になりましたが。

表彰台はほぼ決まっていた。世界最速の二人と競輪場に来るのは、あまり良い考えではないと思っていたんだ(笑)。

何か起こそうとしていたんだ。ジャスパーは脱落したけど、マチューが強すぎた。

 

しかし、決定的な瞬間は目立たない石畳のコーナーでしたね。何がハンドリングに影響を与えたのだろうか?

バイクは、コーナーで止まっているように見えたが、まっすぐ進んでいるように感じたので、かなり速いスピードでコーナーに差し掛かかった。風が追い風だったので全開だったんだ。ただ、あのコーナーには速すぎた。

コーナーがあることは分かっているはずだ。言い訳はできない。何を学んだかって?38キロ地点に右折があるってこと。その判断を誤った。

今日はツール・ド・フランスのことは一度も考えなかった。ただ今日のレースを楽しみ、今日に集中していた。とにかく楽しんでいたんだ。

5時間も全開で走るなんて、決して楽しめない。本当に素晴らしいレースだったよ。

 

今シーズン、ファンが世界チャンピオンと全王者の激突を目にするのは、おそらくこれが最後ですが、これまで、今年のモニュメント3つすべてを分け合ってますね。

彼は偉大なチャンピオンであり、世界最高のライダーの一人だ。彼とレースをすることは大変な名誉なんだ。

いつもこう言っている。もし僕が今レースをする子供だったら、彼は僕のアイドルだっただろう。

 

今年はもうバトルが見られないなんて残念だろうか?

欲張るなよ(笑)。いずれにせよ僕には大きなチャンスはなかった。

 

来年は優勝できるかな?

来年?もしかしたらね。できると思うよ。初出場で2位になったから、優勝も狙える。まだわからないけど。

 

ロンド・ファン・フラーンデレンの前からインフルエンザだったマチューだったけれど、この日は120%だった。

 

タデイ・ポガチャルは、疲労もあっただろう。途中背伸びして、顔をしかめていた場面もあった。チームサポートカーにぶつかりそうになったように見えたことも。

タラレバはないけれど、落車がなくてもスプリントとなるとマチューにはかなわなかっただろう。優勝は来年以降に持ち越しだ。軽量級で優勝できないなんてことはない。

それを見事に証明してみせた。

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