WahooはSpecialized ANGiと提携を発表した。
これにより、Wahoo Elemntサイクルコンピューターは、ファームウェアアップデートによって機能が強化され、Specialized ANGiと連携することが出来るようになる。
これだけでは意味がわからないので、順番に説明しよう。
SpecializedのANGiセンサー
SpecializedのANGiセンサーは、ヘルメットの後ろについており転倒して衝撃を受けると感知する。
一定の時間がたつと、同期されているスマホから緊急連絡先に連絡がいくように設定されている。つまりライダーが仮に気を失ってもOKと言う訳だ。
そして、今回の提携によってSpecialized ANGiセンサーとWahooのサイクルコンピューターも同期出来るようになる。
ここで疑問が??
答えは、手動制御機能をより便利に使うため。
ANGiセンサーは、ライダーが救助を必要としない場合、クラッシュ後に緊急信号プロトコルを無効にする時間をライダーに与えてくれる。
多くの場合、スマホはポケットに入っている場合が多く、冬場でグローブをはめている場合など、指で操作するのは難しいかもしれない。
WahooのElemntサイコンならば、スマホを操作するのに比べて、クラッシュ後の操作がはるかに簡単だ。ELEMNTにはハードボタンがあり、手袋をはめた手で簡単に押すことができる。
軽度のクラッシュが発生した場合、救助が必要ない場合にANGi緊急信号をキャンセルする簡単なオプションをライダーに提供することになる。
Wahooサポートライダーのイアン・ボスウェルが語る
ティレーノ・アドリアティコのレース中にクラッシュして脳震盪に見舞われたとき、プロトンのすぐ後ろにレースドクターと医療サポートがいました。
と、Wahooに参加してグラベルイベントに乗り出す元ワールドツアーライダーのイアン・ボスウェルは語った。
しかし、私がバーモント州にいるときや、離れた場所で砂利に乗っているときは、あらゆる種類の助けが遠く離れてしまいます。
私のANGiヘルメットとWahooのElemntは、何かがうまくいかなくても、私は一人ではないという安心感を与えてくれる。出かけるたびに、妻と私に心の安らぎをもたらしてくれます。
山奥とか、誰もいない所で一人でケガでもしたら大変ですからね。緊急連絡先に連絡と位置情報も送ってくれるので助かります。
Specialized ANGIセンサー付きヘルメットを使用して、WahooElemntのサイコンを使っていれば、iOSならば1月20日からファームウェアアップデートですぐに利用することが可能となっている。
Wahooは、Androidのサポートもまもなく提供する。
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