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トム・デュムランはこの春引退するつもりだったと語る

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Image by Gerd Altmann from Pixabay
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ツール・ド・フランス第20ステージの個人タイムトライヤルで、トム・デュムランはバイク交換もすることなくゴールまで走り切った。

第1計測ポイントから1位を記録しており、その走りは圧巻だっと言っても良い。

総合順位もプリモシュ・ログリッチをアシストしながら7位まで押し上げることが出来たことは素晴らしい。

だが、トム・デュムランは春に引退を強く意識していたと語っている。その理由とは?

 

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止まる気持ちが強かった

 
 
 
 
 
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About yesterday⏱ Proud of the team @jumbovisma_road! Photo: @leon_van_bon

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トム・デュムランは個人TTで素晴らしいタイムトライヤルを披露し、ツールでは7位でフニッシュした。

ゴール後のインタビューで、「続けるより止めるほうが近かった。」と語る。

デュムランは、苦しい時期を過ごした。全ては2019ジロ・デ・イタリアでの落車で膝を負傷したことから始まる。

クリテリウム・デュ・ドーフィネの個人TTで3位という好走を見せながら第7ステージをスタートすることなくリタイヤ。

その後、レースを走ることはなかった。Sunwebとの話し合いは難航し、ユンボ・ヴィズマに移籍した後も辞めることを考え続けたと言う。

 

膝を痛めてからは本当に大変な思いをした。そして、春になって腸の調子が悪くなり、コロナウイルスが出てきた。

続けることよりも、止めることの方が私には近かったと断言できる。その気持ちが強かったですね、はい。

腸の不調とは、腸内寄生虫のこと。

これにより復帰レースであるボルタ・ア・ラ・コムニタ・バレンシアナ(2月5日)の出場を辞退している。

 

結局、春先はレースに復帰も出来ず、コロナによりレース活動は出来なくなる。この時に本当に引退を意識したようだ。

人間悪いことが続くと弱気になるのも仕方ない。

 

5月からまた糸を拾っていた。サイクリングが大好きで、ツールのために働き始めた。

準備をしているうちにどんどん良くなっていきたが、今日まではバイクに乗るのが快感ではなかった。求めている感覚ではないが、それでも、7位で終わったことは誇りに思う。

土曜日に優勝のために参加できるとは、4月に言われていたら本当に信じられなかったよ。

 

トム・デュムランのツールでの役割は共同リーダーだったが、自らの判断でプリモシュ・ログリッチのアシストに回る。

 

それでも、7位となれたのは力が戻っている証拠だろう。

 

世界選手権への思い

 
 
 
 
 
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More mountains to come⛰ Let’s give it all in the final week @letourdefrance💪🏼 Photo: ASO/Pauline Ballet

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個人TTでは世界選手権のことを意識して走っていた。それでもタデイ・ポガチャルに1分21秒の差をつけられて驚いている。

デュムランは自分のパフォーマンスに満足しているが、それでもポガチャルの走りは驚異的だと言う。

1%は勝てるかもしれないが、5%ではない。

今のパフォーマンスでは、そのレベルに到達することはないと思っているほどだ。

 

デュムランは自宅で2日間休養する。23日にイタリアに遠征して世界選手権に臨む。

TTの予約が入っている。だけど、自分の気持ち次第だね。かなりの量になってしまったし、今年のことを自問自答して、それを来シーズンに持ち越したくない。そんなことをしても意味がない。

今回のツールをどう乗り切ったのか、コーチのクース・モエレンハウトと意見が一致している。これから2日間は休むことにする。そして、イモラでまた会うことになるでしょう。

デュムランは現在TTとロードにエントリーしている。

タデイ・ポガチャルはロードのみだ。今回のTTのコースは31.2km。わりと短距離だ。

 

タイムトライヤルのライバルを多い。2017年の世界TTチャンピオンはどんな走りを見せてくれるだろうか?

復活したトム・デュムランの走りに期待したい。

 

 

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