Israel Start-Up Nationへの8月の移籍が噂されているクリス・フルーム。
これを後押しする情報も入ってきている。なんと3年契約で1500万ユーロという超大型の契約金額となっているからだ。
これならば、誰だって移籍を考えてもおかしくないだろう。
550万ユーロの説もあり
The Timesの情報によるとクリス・フルームの契約は年間550万ユーロともいわれている。
これは現在のTeam INEOSでの年棒よりもはるかに高い。L’Equipeによるとクリス・フルームの今年の年棒は450万ユーロ。
これはトップのサガンの500万ユーロに次ぐ高給取りだ。だが、550万ユーロとなると一気にトップに立つ。35歳という年齢とケガからの復帰という未知数の力を考えると破格の待遇となる。
フルームのマネージメントには彼の奥さんも絡んでいるそうで、奥さんが行けと言ったら従うしかないかもしれないですね。
- ペーター・サガン(Bora-hansgrohe)500万ユーロ(約5億9千万円)
- クリス・フルーム(Team Ineos)450万ユーロ(約5億3千万)
- ゲラント・トーマス(Team Ineos)350万ユーロ(約4億1千万)
- エガン・ベルナル(Team Ineos)270万ユーロ(約3億2千万)
- ファビオ・アル(UAE Team Emirates)260万ユーロ(約3億1千万)
- ミハウ・クフィアトコフスキ(Team Ineos)250万ユーロ(約3億)
- ジュリアン・アラフィリップ(Deceuninck-QuickStep)230万ユーロ(約2億7千万)
- アレハンドロ・バルベルデ(Movistar)220万ユーロ(約2億6千万)
- ヴィンチェンツォ・ニバリ(Trek-Segafredo)210万ユーロ(約2億5千万)
- リチャル・カラパス(Team Ineos)210万ユーロ(約2億5千万)
表彰台が早くみたい
Israel Start-Up Nation は、昨年の冬にワールドツアーへのステップを踏み出したばかり。
カナダの実業家で億万長者のシルヴァン・アダムス(Sylvan Adams)が所有するチーム。
「上司が頭の中で何かを得た場合、すべてが道を譲らなければならない」とIsrael Start-Up Nation のサイクリストであるベン・ヘルマンスも語っている通り、一度狙いをつけたら絶対なのだろう。
シルヴァン・アダムスの趣味は自転車で40代から初めており、カナダのマスターズTTチャンピオンになっているほどの凄いライダーでもある。
多くのスポーツチームをサポートしているが自転車には特に熱心で、2018ジロ・デ・イタリアをテルアビブからスタートさせたことは記憶に新しい。
シルヴァン・アダムスは、できるだけ早くツールの表彰台に立つチームのライダーを見たいと考えている。それならば、今年限りで契約の切れるフルームを狙うのが手っ取り早いと考えたのだろう。
仮に今年無理でも、来年以降の補強によってはアシストも集まる可能性はある。なんせ資金は潤沢にあるのだから。
フルームはこの提案を検討している。その理由の1つは、Team Ineosがまだ契約延長を提案していないためだ。
シーズン途中の移籍にはTeam INEOSのGMデイヴ・ブレイルスフォードの了承も必要となる。
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