ゲラント・トーマスの失意のオリンピックは終わった。
おそらく最後のオリンピックだったが、ロードレースでは序盤から落車。トーマス曰く、前世に悪いことをしたに違いないないとまで言っている。
つづく、個人タイムトライヤルもいつものトーマスの走りではなかった。
契約交渉は
So no medal this year. It was always going to be tough. Congrats to Primoz, Tom and Rohan 👏
But every Olympics is special, and to compete here for GB after the last 18 months everyone has lived through was an honour. Time to get home to the family and then come back fighting 👍 pic.twitter.com/tCF2Wz2MV4
— Geraint Thomas (@GeraintThomas86) July 28, 2021
ゲラント・トーマスは2018年にツール初優勝。3年の延長契約で2021年末までチームとの契約がある。だが、最近の成績の欠如と年齢で、来年のチームとの延長契約は得られないと言われている。
これについてゲラント・トーマスは
いくつかのオファーを受けているが、もう一人の人と話をするのを待っているところだ。早く解決できるように頑張っている。なぜなら、心の中では早く解決したいと思っているからだ。
私は、誰の意見にも耳を傾ける。一度、すべてをテーブルの上に置いたら、そこから始めよう。
他チームに行って、今年のようにエースとしてアシストが受けれるかはわからない。まずは、8月になってチームが決定したら報告があるだろう。
精神的に苦しんでいることを告白
The Tour has taken its toll 🤣 pic.twitter.com/7sxrlvdOAl
— Geraint Thomas (@GeraintThomas86) July 18, 2021
タイムトライヤルでは、メダルが目標だったが、ログリッチに50秒遅れていると聞いて、勢いと集中力を欠いてしまう。後続のローハン・デニスにも抜かれてしまった。
ツールでの落車、日本でのクラッシュ、心理的な打撃が重なっていると告白している。
肉体的なものと同様に精神的なものもあり、おそらく精神的なものの方が大きいでしょう。とてもつらかったですね。
カタルーニャで3位、ドーフィネではチームメイトの優勝、そしてロマンディでの優勝と、それまでは良い年だったんだ。
ツールに向けて素晴らしい準備ができていたのに、肩を痛めてしまって、そこからはひどい状態が続いている。
超ハードな5週間だったよ。次から次へと何かが起こるような気がするが、前向きに考えて、失敗を恐れずにリングに帽子を置き続けるようにした。
特に精神的には大変だった。思い通りにならないことがあると、人はナイフを突き刺したがるものだが、私はただ、前向きに頑張るだけだ。
大変だったけど、これからは自転車の世界から離れられるのが楽しみだよ。
ゲラント・トーマスが自転車から離れると言っても、少しの期間だ。8月9日のツール・ド・ポローニュではおそらくエースとして参戦する。
その頃には、契約先も発表されていることだろう。中々上手くいかないのが人生だ。残りのサイクリングでは落車によって走れないことのないように願いたい。
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