ブエルタ・ア・エスパーニャ第14ステージ　逃げ切り勝利したのは誰か?

第13ステージはプリモシュ・ログリッチのステージ優勝でリチャル・カラパスを一気に逆転。

タイム差は逆に39秒まで開いてしまう。2位のカラパスと3位のヒュー・カーシーのタイム差はわずか8秒しかない。

カラパスは勝つためにきたと言っており、最後の山岳にかけているようだ。

丘陵ステージとはいえ気は抜けない感じのタイム差だ。

第14ステージ　ルーゴ〜オーレンセ　204.7㎞

第14ステージ  photo Unipublic

ゴール前に3級山岳があり、スプリンター同士の対決とはなりそうにない。こうなると各チーム狙うのは逃げきりだ。

最後の3級山岳山頂からゴールまでは約20キロ。山頂トップでも逃げ切るには少し距離があるかもしれない。

7人の逃げ

最初の逃げは28人という大所帯。その中には総合6位のワウト・プールスも含まれており集団が容認する訳がない。

しばらくして捕まってしまう。

photo Tiz cycling　ストリーミングより 以下同様

集団後方でニキ・テルプストラ(Team Total Direct Energie )が落車。

今シーズンはトレーニング中にガチョウを避けるために落車して大けがしているので心配。

ニキ・テルプストラはガチョウをさけてクラッシュ。ヘリコプターで運ばれる!

ニキ・テルプストラ(Team Total Direct Energie)は、6月16日にオランダのエンクハイゼンとレリスタッドの間でトレーニングを行っていた際に衝突事故で重傷を負い、ヘリコプターで病院に搬送された。 ニキ・テルプストラの負傷...

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2020.06.17

最終的に出来た7人のライダーは

1. 17. ゼネク・スティバル(Zdeněk Štybar)Deceuninck-Quick-Step
2. 42. テイメン・アレンスマン(Thymen Arensman)Team Sunweb
3. 77.  ディラン・ファンバーレ(VAN BAARLE Dylan)INEOS Grenadiers
4. 108. マイケル・ウッズ(Michael Woods)EF Pro cycling
5. 141. ティム・ウェレンス(Tim Wellens)Lotto Soudal
6. 158.  ピエールリュック・ペリション(Pierre-Luc Périchon)Cofidis, Solutions Crédits
7. 177. マルク・ソレル(Marc Soler)Movister Team

豪華メンバーだ。本来ならば総合上位にいるはずのマイケル・ウッズに、マルク・ソレルも入っている。

メイン集団は残り82.6kmで4分44秒のタイム差。アスタナが先頭を引いている。イネオスからはフルームが一人だけ先頭付近にいる。

カラパスは寒いのかジレを着てますね。ラスト61.8kmで4分43秒差。あまりかわらず。

メイン集団の先頭はTeam Total Direct Energieにチェンジ。

プリモシュ・ログリッチはパンクのためにバイクチェンジ。

ログリッチのバイクは、軽いBianchi Oltre XR4でブラック塗装されたものに変わっている。次の3級山岳と登りゴールのためか?

 

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2020.08.27

早く最後の3級山岳を越えないとゴールまで逃げ切れない。残り26kmでタイム差は1分42秒まで迫ってきた。

マイケル・ウッズが頂上手前で2kmでアタックをかける。逃げ切りを狙っているのか?

下りで、また一塊になる。ピエールリュック・ペリション(Pierre-Luc Périchon)Cofidis, Solutions Créditsだけが、登りで遅れてちぎれている。

マルク・ソレル(Movister Team)もアタックをかけるが決まらない。

3級山岳Alto de Abelaira は3つの小さな山があるので、下りまでに誰もが単独で逃げたいと思っている。

後続は引くチームがいなくなり、逃げは容認された。今日の優勝者は6人の中から生まれる。

下りで抜け出したのは、ゼネク・スティバルにマルク・ソレル。これにティム・ウェレンスが追いつく。

1. 17. ゼネク・スティバル(Zdeněk Štybar)Deceuninck-Quick-Step
2. 141. ティム・ウェレンス(Tim Wellens)Lotto Soudal
3. 177. マルク・ソレル(Marc Soler)Movister Team

後ろの3人は、12秒程度離れているだけ。

1. 2. テイメン・アレンスマン(Thymen Arensman)Team Sunweb
2. 77.  ディラン・ファンバーレ(VAN BAARLE Dylan)INEOS Grenadiers
3. 108. マイケル・ウッズ(Michael Woods)EF Pro cycling

この3人で決まるのか。14秒まで開いている。

ラスト2.5kmで9秒まで迫ってくる。ここは下りなので踏み込むと追いつきやすいのか。

ラスト1.3kmで後続の3人も追いつき牽制にはいる。

マイケル・ウッズが先頭で上がっていたが、後方にいたティム・ウェレンスが前に上がる。

ここからマルク・ソレルが抜こうとしたところで、ティム・ウェレンスがスパート。

マイケル・ウッズがまくろうとしたが、カーブを曲がるとすぐゴールで間に合わず。

ティム・ウェレンスは、第5ステージに続いて2勝目をあげた。総合勢の順位は変わらなかった。

レースリザルト

第15ステージハイライト

総合

ポイント賞

ヤングライダー賞

山岳賞