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【衝撃告白】ヨナス・ヴィンゲゴーはワンデーレースの勝ち方を知らない?! 欧州選手権でステージレーサーの殻を破れるか

海外情報
Photo credit: Ronan Caroff on Visualhunt
この記事は約3分で読めます。

ツール・ド・フランスを二度制覇し、2025 ブエルタ・ア・エスパーニャも初制覇したヨナス・ヴィンゲゴー。

ブエルタ後に、世界選手権ロードはスキップ。しかし、デンマーク代表としてヨーロッパ選手権ロードに参戦するという嬉しいニュースが。

しかし、この一戦は彼にとって、キャリアの中でも極めて異例なレースとなる。

 

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ステージレースの絶対王者がワンデーレースを敬遠するワケ

 
 
 
 
 
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驚くべきことに、ヨナス・ヴィンゲゴーがプロになってから出場したワンデーレースの数はわずか25回ほど。

これを、同世代のライバルと比べてみると

  • タデイ・ポガチャル 84回
  • レムコ・エヴェネプール 61回

2人と比べると極端に少ない。しかも、キャリアの中で勝っているワンデーレースは、2022 ドローム・クラシックだけ。この時にはフアン・アユソーを置き去りにして独走勝利している。

 

では、なぜ彼はワンデーレースから距離を置いてきたのだろうか? ヨナス・ヴィンゲゴー自身が、正直な胸の内を語っている。

「ワンデーレースで、良いパフォーマンスを発揮したいと夢見ている。でも、まだそのやり方を見つけられていないんだ。

唯一ワンデーレースで勝てたのは、その前日に別のワンデーレース(フォーン=アルデシュ・クラシック)を走った日だった。だから、あれを純粋なワンデーレースの勝利と呼ぶのは難しいよね。」

 

ヨナスの言葉が示す通り、ステージレースのように連日レースを走り続けることで調子を上げていくルーティンが、彼のパフォーマンスにとって重要なのかもしれない。

たった一日の集中した努力で勝負が決まるワンデーレースのスイッチの入れ方が、まだ手探り状態なのだ。

2022年以来、ヨナス・ヴィンゲゴーが本格的なワンデーレースに挑むのは、2022年のイル・ロンバルディア、2024 クラシカ・サン・セバスティアン以来となる。

だが、この時には負傷の影響もあり途中棄権している。

 

ツール・ド・フランスでは圧倒的な力を示すヨナスだが、ワンデーレースでは「どうすれば良い状態になれるのか、まだ分からない」と、謙虚に語っている。

しかし、彼にとって良い兆しもある。今回のヨーロッパ選手権のゴール地点ギレルナール=グランジュは、彼の唯一のワンデー勝利の地ドローム・クラシックが開催された場所からわずか15km圏内。

この土地が、ステージレーサーの殻を破るための何かをもたらすかもしれない。ステージレースの絶対王者が、未だに「勝ち方を知らない」と告白したワンデーレース。

欧州選手権という大舞台で、たった一日で結果を出すという新たな挑戦に挑む。圧倒的なフィジカルを持つヨナス・ヴィンゲゴーが、その才能を開花させることができるのか? 

ライバルは非常に多い。レムコ・エヴェネプール、タデイ・ポガチャル、フアン・アユソー、ジョアン・アルメイダ。

グランツールのライバルでもある彼らに対してどんな走りを見せるのか。ヨナス・ヴィンゲゴーの走りに注目だ。

コメント

  1. べるげん より:

    まあ、コンタドールやフルームもワンデーレースの実績は殆どありませんでしたし…。ポガチャルが異常なだけなんですよ(笑)

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