Faveroは、Assiomaパワーメーターペダル用のShimano互換システムAssiomaDUO-Shiを発売。
これにより、ライダーは使用中のShimanoSPD-SLペダルをパワーメーターペダルに変換することが出来る。
ただし、落とし穴があり、Qファクターは業界標準の54mmから65mmに大幅に引き上げられている。
骨盤が広いライダーとか、身体が大きいライダーは、これを使用していも違和感はないかもしれないが、シリアスライダーではどうだろうか。
Assioma DUO-Shi
新しいAssiomaDUO-Shiを使用すると、イタリアブランドのパワーメーターシステムをShimanoペダルに取り付けることができる。
新しいシステムは、ShimanoのSPD-SLペダルボディに取り付けるための2つのAssioma-Shiセンサーに取り付けられた2つのスピンドルで構成されている。
新しいAssiomaShiスピンドルは、Shimano R8000(Ultegra)、R7000(105)、R6800(前世代のUltegra)、R550、およびR540ロードペダルの複合ボディに直接フィットするように設計されている。
異なるアクスルデザインを使用するDura-Aceペダルは互換性がない。同様に、ShimanoのオフロードSPD(2ボルト)ペダルプラットフォームは、プロポーションの短いアクスルを使用しており、互換性はまったくない。
ユーザー数が多いDura-Aceペダルで互換性がないのは残念。重量もDura-Aceならば軽いのでメリットもあるだろうけどUltegraではねえ~。
製品版には、ペダル本体は同梱されていないので、これも注意が必要だ。
しかも、このShimanoとの互換性を実現するために、FaveroはQファクター(ペダル間の距離)を業界標準の54mmから65mmに増やしている。
これは非常に大きく、体型によっては、一部のライダーにとってバイクのフィッティングの問題につながる可能性がある。
これについて、 Faveroは次のように述べている。
このプロジェクトの開発当初、市場で一般的に採用されているQ値は約+ 54mmであるため、これは懸念を持って見られた。
しかし同時に、私たちは体のサイズ(身長、骨盤の幅など)が私たち一人一人にとって最良のQ値を決定するのに寄与する主観的な要因であることを知っていた。
全体として、ベータテスターの大多数はこの変更を受け入れており、テストの最後に驚くほど肯定的なフィードバックを提供してくれた。
極点な例を出すと、マチュー・ファンデルプールやトム・ピドコックなどはロードバイクとマウンテンバイクをシーズンによって使い分けている。当然マウンテンバイクなどはQファクターが広い。
それでも、問題なく走れているので出来ないことはないのかもしれない。ただ、一流レーサーと一般ユーザーでは練習量も経験も違うので何とも言えないけど。
重量に関しては、スピンドルが99g。Shimano UltegraPD-R8000ペダルに組み込むとシステムの重量は156gになる。
Qファクターが違うこと、Dura-Aceで使えないと言う所が改良して貰いたい部分となりそうだ。
価格は、$ 584.00(約6万4千円)。
日本では、日直商会が取り扱っており、詳しい仕様・説明があるので興味のある方は下記でどうぞ。
Shimanoがバワーペダルを出してくれたら、一気に解決ですけどね。
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