Taya独自のシンプルなOnzeEVO-Lightローラーレスチェーンは、パフォーマンスチェーンの作り方を一新することを約束する。
Tayaは、自転車チェーンを構成する4つの要素の1つローラーを削除することで、ドライブトレインの摩擦を減らし、汚染のない潤滑を維持し、耐久性が増すと言う。
チェーンの構造を変えており、2年前からプロトタイプが作成されていたが、最終的な発売が近づいている。
Taya OnzeEVO
チェーンを構成する部品は4つある。
- リンクピン
- インナープレート
- アウタープレート
- ローラー
バラバラにするとこんな感じだ。
OnzeEVO-Lightローラーレスチェーンはローラーとなる部品が単体のパーツではなくなっている。
既存のチェーンの構造については以下の記事を参考までに。
OnzeEVO-Lightローラーレスチェーンは、完全にローラーの機能がなくなった訳ではなく、インナープレートに半分ずつ接合されて取り付けられている。
アウタープレートは標準のままだ。これをピンで止めているので部品数は3個となる。
重量の軽減
部品が一つ減ることで重量の軽減が出来ている。
シマノ11速CN-HG901は247gなので、20gは軽量化出来ている。
チェーンの全体の各要素は、Tayaの「熱化学」DHT(Diamond Hard Technology)コーティングで処理されており、「表面硬度が最大25%向上」し、摩耗をさらに減らし、チェーンの伸びを遅くする。
チェーンの構造は、これまでほとんど変わっていないが、OnzeEVO-Lightローラーレスチェーンによって大きくかわるかもしれない。
ローラーレスOnzeEVO-Lightは、シルバーの11スピードチェーン(EL-ONZE-117)として、55ドル(約5700円)で最初に提供される予定。
穴あきサイドプレートを備えたさらに軽量なバージョンも開発中。更に、12スピードローラーレスEVO-Lightバージョンも開発中で、年内に販売開始の予定だ。
これならば、高価な軽量チェーンよりも安価で性能も良いと思われる。寿命も延びるのならばコストパフォーマンスは高いのではないかな。
コメント
発売されたら、使いたいので
また、教えてほしいです☆
了解しました。キッズバイクや電動バイクにも搭載されるそうなので、販売は今年中ですね。まずは、インプレや科学的データも見てみたいところです。