有酸素トレーングを1時間すると遺伝子を受け継ぐ精子トレーニングになるという。
それは、子供、孫の運命を変えることにもなる遺伝子を変えることになるという。
NHKの番組「遺伝子」シリーズの中での話です。
遺伝子のスイッチを切り替えることによって、運命を変えることも出来るという研究がされている。
遺伝子のDNAスイッチ
ガンになる人は、ガンを予防するスイッチがオフになっているという。
また、太った人は太る遺伝子が最初からオンになっているというのだ。
肥満になるのは遺伝も関係あるということも研究によってわかってきている。
ただ、スイッチを切り替えることも可能であることが分かってきていて、遺伝子に関わる「DNAメチル化酵素」を薬によってコントロール出来るようになっているそうだ。
末期がんの患者に臨床実験をして3割の人がガンが消えたという結果も得られている。日本でも、小児がんについてもの臨床試験を3年かけて行っている。
運命は変えられる
DNAスイッチの切り替えによって、子供や孫の運命まで変えられるかもしれない。
コペンハーゲン大学で研究されているのは、「精子トレーニング」といわれるもの。
子供に遺伝子を受けづく精子の中のDNAのスイッチを変えておこうというものだ。
実際に研究でされて運動は、室内の自転車ローラートーニングだ。
生まれてくる子供の遺伝子の運命を変えるという試みとなる。現在、研究中なのだが、これが真実であるならば、これまでの科学の常識がすべて変わってしまうという。
遺伝によって変わるということになると自分だけが良いと言う訳にはいかなくなる。
研究では、太った男性10人から精子を採取して調査。
リセットされないスイッチがあることが分かった。
- 食欲を増す
- 脂肪をためる
つまり、父親の生活習慣が子供の遺伝子に受け継がれるというのだ。研究では太った人が運動やダイエットなどによって、精子のDNAスイッチを健康な状態にできることも分かってきた。
親が経験によって獲得した性質や体質が、次の世代に遺伝する可能性が明らかになってきているのだ。
糖尿病・心筋梗塞のリスクが上がるという調査結果がある。
運動によってDANスイッチが変わる
運動によるDNAスイッチの変化について、軽い負荷をかけた持久運動を週に4回、3か月続けた後に調べたところ、4000以上のDANスイッチが変化したという研究もある。
糖尿病・心筋梗塞・ガンなどの病気の予防に関するスイッチも変わる。
私達の身体は、生活習慣によって遺伝子の働きを変化させる「環境応答」という機能を持っていることが分かってきたということです。
DNAスイッチの遺伝には、様々なものがあり、DANスイッチという形で次の世代にメッセージを伝える「教育」という意味があると考えられる。
誰にも迷惑をかけてないと言っても、子供や子孫にも親の生活習慣が引き継がれるならば、これから親になる人は考えなくてはいけませんね。
コメント