2020ツール・ド・フランスで総合8位となったリゴベルト・ウランとティージェイ・ヴァンガーデレンがEF Pro cyclingと契約更新を発表。
リゴベルト・ウランは2019ブエルタの落車で大けがからの復帰のシーズン。先日鎖骨のプレートを抜いたばかりだ。その他の金具は引退してから抜くという。
リゴベルト・ウランは2年、ティージェイ・ヴァンガーデレンは1年の延長契約となる。
リゴベルト・ウラン
2016年にEtixx – Quick-StepからCannondale-Drapac Pro Cycling Teamに移籍。2022年末までの契約なので、チームには7年間在籍することになる。
2017年ツール・ド・フランスで総合2位を獲得し、優勝者のクリス・フルーム(イネオスグレナディアーズ)にわずか59秒遅れ。
その後も、グランドツアーとクラシックでさまざまなトップ10と表彰台を獲得している。
ウランは、2019年にブエルタ・ア・エスパーニャで左鎖骨、肩甲骨、肋骨、いくつかの椎骨壊したひどいクラッシュからリハビリを受けて回復している。
リハビリ中には、TTポジションで走っていても農家のおじちゃんに追いつかれたこともあった。
復帰戦となったツアーコロンビアでは、第1ステージのチームTTで一人だけ遅れており、完全復帰は難しいのではないかと思われた。
クリテリウム・デュ・ドーフィネでは登りでアタックを見せることもあったが総合22位。正直私はツールではエースではないと思ってましたけど。
結局、ツールも総合8位という活躍で見事に復活でしたね。
リゴベルト・ウランの2021年の目標はブエルタ・ア・エスパーニャ。これは彼が唯一表彰台を獲得していないグランドツアー。
33歳ながら、まだまだ意欲は衰えていませんね。
ティージェイ・ヴァンガーデレン
32歳のティージェイ・ヴァンガーデレンはインスタグラムで1年の契約延長を発表。ツアー・コロンビアではセルジオ・イギータの総合優勝をアシスト。
ツールではリゴベルト・ウラン。ブエルタではヒュー・カーシーをアシストした。
タイムトライヤルが得意で、2018年にはチームTTで2勝。Amgen Tour of California (2.UWT)第4ステージの個人TTで優勝。The Larry H.Miller Tour of Utah (2.HC)のプロローグでも優勝。
2018年にはTTだけで4勝も挙げている。
ティージェイ・ヴァンガーデレンは来シーズンもアシストとして活躍する。自ら勝利を狙える機会はないけれども、チームにとって重要な選手だ。
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