レムコ・エヴェネプールは、ツアー・オブ・ノルウェー第3ステージの厳しい登りで、爆発的なパワーを発揮して勝利した。
この時、レムコは30分間で6.5w/kgを記録したと言う。
Quick-Step Alpha Vinyl Teamのチームボスであるパトリック・ルフェーブルは、今年タデイ・ポガチャルが出した記録よりも優れているという。
だが、これを手放しで喜んでいる訳ではないようだ。
条件で異なる
That’s number✌🏻for this week, what a beautiful setting to race in 😍🏔️🇳🇴 #TheWolfpack pic.twitter.com/LaIlGiB5Y1
— Remco Evenepoel (@EvenepoelRemco) May 26, 2022
パトリック・ルフェーブルは、自転車レースには多くの要素があり、体重1kgあたり何ワットのパワーを出せるかは、レースに勝つために必要な要素のひとつに過ぎないという。
しかし、それでも彼は、レムコの数字とポガチャルの数字を比較し、ベルギーの若きスターは、彼のキャリアの中で最も優れたライダーであるとも述べている。
レムコは今年最高のクライミングパフォーマンスを達成したと、あらゆるところで読んだ。木曜日、彼は30分間キロあたり6.5ワットを記録した。
これはタデイ・ポガチャルでさえ、今年は達成できなかっただろう。
レムコ自身も過去最高の値だと話している。それらのデータはライダーにとって参考となるものだが、私には喜びを感じさせない。
正確な体重がわからず、コース戦術や風向き、前回のコースも考慮しない場合、キロ当たりのワット数にどんな価値があるのだろうか?
あまり気にしていない。タデイ・ポガチャルより良い成績を残すことは、レースで彼に勝つことなんだ。
キロあたり6.5ワットだからといって、レムコがいきなりブエルタの有力選手になるわけではない。
走りについては称賛している。Alpecin-Fenixのジェイ・ヴァインとINEOS Grenadiersのルーク・プラップが後ろについていても慌てず、精神的にも安定していると。
まあ、これまでのレムコならば、前に出やがれとジャスチャーしたりしてましたからね。
さらに、スプリントで小集団を制したことも成長の証だと言う。
体重を絞るばかりではなく、バランスが重要で、レムコの太ももはかなり太くなっている。進化するレムコはブエルタではタデイ・ポガチャルのライバルとなるだろうか?
それは、すぐに結果がわかるはずだ。将来のライバルとしてタデイ・ポガチャルに一泡吹かせる場面も期待したい。
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