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2022 メルカントゥール・クラシック・アルプ=メリティーム  厳しい登りゴールを制したのは?

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Photo credit: Grotevriendelijkereus on Visualhunt
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フランスの山岳ワンデーレース。Mercan’Tour Classic Alpes-Maritimes(1.1)

1972年のツール・ド・フランスでも登場したヴァンベール峠でゴールするレース。昨年から始まったレースで、第1回優勝者はCofidisのギヨーム・マルタン。

クライマーが優勝を狙ってくるレースだ。

 

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ピュジェテニエ~コル・ド・ヴァルベール  167.9km

コースプロフィール photo mercantourclassic

 

フランス南東部のアルプマリティーム県ピュジェテニエからスタート。

ツールの山岳ステージかというほどの山岳コース。ラコルミアンスキー場への1級山岳を越えると、超級山岳に登る。最後は1級山岳ヴァンベール峠でゴール。

昨年同様、単独でのゴールとなりそうだ。

 

  1. スプリントポイント Sprint-Martin-Vesuble
  2. 1級山岳 ラ・コルミアン 7.6km・6.9%
  3. スプリントポイント Saint Sauveur sur Tinee
  4. 超級山岳 クイロール峠 15.9km・7.3%
  5. スプリントポイント Valberg  6.5km・3.9%
  6. 1級山岳 ヴァンベール峠 12.4km・7.2%

 

注目されるライダーは

  •  Cofidis ヨン・イサギレ、ヘスス・エラダ、ヴィトクル・ラファ
  •  AG2R Citroën Team ボブ・ユンゲルス
  •  Groupama – FDJ ティボー・ピノ、ダヴィ・ゴデュ
  •  Israel – Premier Tech クリス・フルーム、マイケル・ウッズ、ヤコブ・フルサン
  •  Intermarché – Wanty – Gobert Matériaux ヤン・バークランツ
  •  Lotto Soudal ティム・ウェレンス
  •  Movistar Team マッテオ・ヨルゲルソン
  •  TotalEnergies ビエール・ラトゥール
  •  Team Arkéa Samsic ワレン・バルギル

 

スタート前

cycling tosay ストリーミング スクリーンショット以下同様

Groupama – FDJは、ジロではアルノー・デマールが大活躍してポイント賞を獲得。今度は山岳班の活躍する番か。ダヴィ・ゴデュは、ティボー・ピノと共に勝利を目指す。

 

フランスは快晴の中スタート。

 

5人の逃げ

5人が逃げている。

  1. テオ・ドラクロワ(Intermarché – Wanty – Gobert Matériaux)
  2. アレッサンドロ・ヴェーレ(Team Arkéa Samsic)
  3. ヴァロンタン・フェロン(TotalEnergies)
  4. ラリー・ワーパス(AG2R Citroën Team)
  5. セバスティアン・シェーンベルガー(B&B Hotels – KTM)

集団前方にクリス・フルームもいる。

 

残り95.3kmで5分40秒のタイム差。

 

集団は、Israel – Premier Tech、Groupama – FDJ、Cofidisが引いてる。

 

スプリントポイント Sprint-Martin-Vesuble

スプリントポイントは、B&B Hotels – KTMのセバスティアン・シェーンベルガーがトップ通過。

 

1級山岳 ラ・コルミアン  7.6km・6.9%

1級山岳頂上まで7.3km。タイム差は5分10秒まで詰められてきている。

 

集団は4分34秒まで迫る。まあ、射程圏内か。

 

1級山岳はヴァロンタン・フェロン(TotalEnergies)がトップ通過。

 

先頭は1級山岳を通過している。

 

 

下りでTotalEnergiesのヴァロンタン・フェロンが遅れ気味。

 

超級山岳 クイロール峠 15.9km・7.3%

先頭は超級山岳を登り始める。

 

TotalEnergiesのヴァランタン・フェロンが先頭を引いている。

 

頂上まで12.3kmで二人が切れてしまった。

 

先頭は3人に。

  1. アレッサンドロ・ヴェーレ(Team Arkéa Samsic)
  2. ヴァロンタン・フェロン(TotalEnergies)
  3. セバスティアン・シェーンベルガー(B&B Hotels – KTM)

 

Israel – Premier Techが集団を引き、ヤコブ・フルサンは3番手に。

 

クリス・フルームは4番手。その後ろに、ティボー・ピノやワレン・バルギルが続く。

 

逃げていたIntermarché – Wanty – Gobert Matériauxのテオ・ドラクロワが集団に吸収される。

 

ラリー・ワーパスも集団に抜かれていく。先頭はGroupama – FDJに変わっている。

 

集団は、Groupama – FDJのレニー・マルティネスが引いている。開発チームの18歳だ。

 

残り5.7kmで25秒差に。頂上まで逃げれそうもない。

 

15秒差となって、後方に集団が見えてきた。

 

先頭は残り4.6kmで18歳の引く集団に追いつかれてしまう。

 

なんだこの18歳は。まだ引き続けている。ツアー・オブ・アルプスでは新人賞3位となっているレニー・マルティネス。

 

Team Arkéa Samsicのワレン・バルギルが最後尾だ。

 

すでに集団は19人に。

 

レニー・マルティネスの引きで、ドンドン集団は絞られていく。

 

Team Arkéa Samsicのエース、ワレン・バルギルも切れる。

 

ティボー・ピノは集団後方。

 

ティボー・ピノは、少し苦しそうだが、大丈夫なのか。Groupama – FDJは4人集団に残っている。

 

頂上まで2.1km。レニー・マルティネスは、最後まで引き続けそうだ。

 

残り1.7kmで15人となった。

 

Israel – Premier Techは、クリス・フルーム、ヤコブ・フルサン、マイケル・ウッズが残っている。

 

超級山岳を18歳のレニー・マルティネスが引き続けてトップ通過。凄い若者だ。

 

なんと、今日のティボー・ピノはアシストだ。集団先頭を引き始めた。そうなるとエースはダヴィ・ゴデュだ。

 

Lotto Soudalで唯一残っているのは、ステフ・クラス。Team Arkéa Samsicからは、アレックス・キルシュ。

 

ティボー・ピノがずっと先頭を引き続けている。集団は14人となっている。

 

最後尾で下っているのは、Intermarché – Wanty – Gobert Matériauxのルイス・メインチェス。2021年にNTT Pro cyclingから移籍している南アフリカ出身の30歳だ。

直前のジロ・デ・シチリアで総合3位となっている。キャリア4勝を上げているクライマーだ。

 

1級山岳 ヴァンベール峠 12.4km・7.2%

ティボー・ピノ先頭で最後の1級山岳に。

 

と、思っていたらティボー・ピノは降りていった。

 

あ~、なんとここまで先頭にいたクリス・フルームが切れてしまう。

 

ここまで、粘っていたのに登り始めてすぐに切れるとは~。

 

 

クリス・フルームは、少しの間、後ろにみえていたけど~。

 

先頭は12人に。

 

残り9.2km。誰がアタックをかけるだろう。それとも、自然淘汰されてから勝負するのか。

 

Movistar Teamのグレゴール・ミュールベルガーが切れてしまう。

 

残り7.4kmでAG2R Citroën Teamのエースナンバー、ジェフリー・ブシャールが切れる。

 

 

残り6.8kmでIsrael – Premier Techが攻撃だ。まずはヤコブ・フルサン。

 

次にマイケル・ウッズがアタック。これにダヴィ・ゴデュが反応。

 

マイケル・ウッズが、先頭で引いている時に、ヤコブ・フルサンが再びアタック!

 

マイケル・ウッズの引きについていけたのは、

  1. マイケル・ウッズ Israel – Premier Tech
  2. ダヴィ・ゴデュ Groupama – FDJ
  3. ステフ・クラス Lotto Soudal
  4. ヤコブ・フルサン Israel – Premier Tech
  5. ヘスス・エラダ Cofidis

 

マイケル・ウッズが後ろを確認している時に、ヤコブ・フルサンがアタック!

 

ヤコブ・フルサンのアタックはキレ味がある!

 

これは決まったか。一気に引き離した。

 

ヤコブ・フルサンは、すぐに15秒もタイム差を広げる。

 

当然後ろは、ダヴィ・ゴデュをマイケル・ウッズがマーク。これはIsrael – Premier Techにとっては理想的な展開だ。

 

残り3.3kmで19秒のタイム差。

 

マイケル・ウッズは、どこでアタックをかけるだろう。間違いなくワンツーを決めてくるだろう。

 

残り1.8kmで35秒差。これは決まった。

 

ヤコブ・フルサンは、2020年以来の2年振りの勝利。Israel – Premier Techに2022年に移籍して初勝利となった。

37歳となったが、ツール・ド・フランスに向けて調子を上げているのがうかがえる。

UCIポイントで下位争いをしているIsrael – Premier Techにとって貴重な125UCIポイントを稼ぎだした。これは、チームにとっても嬉しい勝利だ。

 

マイケル・ウッズは、ゴール前でダヴィ・ゴデュを抜き去ってワン・ツーフニッシュを決める。

 

ゴール後に3人は握手。2対1では、ダヴィ・ゴデュもかなわない。ティボー・ピノのアシストをうけたのだけど、3位は精一杯の走りだろう。

 

こちらはラスト13kmからのフル動画

 

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リザルト

ヤコブ・フルサンのコメント(公式サイトより)

強いチームでここに来て、今日はレースをすることができた。チームのみんなの頑張りを最後までやり遂げることができて本当にうれしい。

シーズンのスタートはちょっと難しかったから、このレースで勝ててホッとしているし、うれしいよ。

Rnk Rider Team UCI Time
1
 FUGLSANG Jakob
Israel – Premier Tech 125 4:50:34
2
 WOODS Michael
Israel – Premier Tech 85 0:31
3
 GAUDU David
Groupama – FDJ 70 0:34
4
 HERRADA Jesús
Cofidis 60 1:05
5
 CRAS Steff
Lotto Soudal 50 1:07
6
 MEINTJES Louis
Intermarché – Wanty – Gobert Matériaux 40 1:46
7
 JORGENSON Matteo
Movistar Team 35 2:03
8
 MARTINEZ Lenny
Groupama – FDJ 30 2:53
9
 RIES Michel
Team Arkéa Samsic 25 3:15
10
 REICHENBACH Sébastien
Groupama – FDJ 20 3:49
11
 FROOME Chris
Israel – Premier Tech 15 3:58
12
 MÜHLBERGER Gregor
Movistar Team 10 4:22
13
 BOUCHARD Geoffrey
AG2R Citroën Team 5 ,,
14
 SCHÖNBERGER Sebastian
B&B Hotels – KTM 5 7:37
15
 PARRA José Félix
Equipo Kern Pharma 5 7:39
16
 BARGUIL Warren
Team Arkéa Samsic 3 8:42
17
 PINOT Thibaut
Groupama – FDJ 3 ,,
18
 VUILLERMOZ Alexis
TotalEnergies 3 8:46
19
 HERRADA José
Cofidis 3 9:08
20
 KRON Andreas
Lotto Soudal 3 9:41

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