2025年シーズン後半に疾風怒濤の活躍で19勝をあげたSoudal – Quick Stepのポール・マグニエ。最終のツール・ド・広西では6レース中5レースで勝利という圧倒的な力を見せつけた。
これだけの力を持ちながら、ポール・マグニエは2026 ツール・ド・フランスには出場しないという。それは何故か?
2026年ツール不在
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Soudal – Quick Stepの育成方針は非常に慎重かつ計画的だ。これは、元GMパトリック・ルフェーブルの時からだ。
ジュリアン・アラフリップ、レムコ・エヴェネプールのように若い才能を育て、彼らを世界のトップレベルで通用する選手へと成長させるための独自の哲学を持っている。
レムコの場合も非常に慎重だった。当初からの予定通りのタイミングでツール初参戦は2024年となっている。だが、結果は総合3位に新人賞獲得と素晴らしいものだった。
マグニエに関しても、その哲学が適用される。
チームは、彼をいきなりツール・ド・フランスのような過酷な3週間のステージレースに投入するのではなく、まずはより負荷の低いレースや、スプリント力を磨くためのワンデーレース、そして経験を積むための機会を与えることを優先している。
2026年シーズンは、プロレベルでの経験を積み重ねるための重要な段階と位置づけられており、ツールの出場は、彼にとって時期尚早であり、不必要なプレッシャーを与える可能性があると見なされている。
ポール・マグニエのコメント
チームとパトリック・ルフェーブル氏は、僕にとって最適な成長プランを用意してくれている。誰もがツール・ド・フランスで走りたいと思っているが、焦る必要はないと思っている。
もちろん、将来的にツールに出場することになるだろうとは分かっている。しかし、それは来年ではない。それは信じられないほど難しいレースで、非常に大きなプレッシャーがかかる。
メディアからのプレッシャー、スポーツ界からのプレッシャー、スポンサーからのプレッシャー。それは非常に厳しい。世界で最も過酷なレースだ。
準備が整ったと感じた日には、黄色のジャージを着てみたいと思う。それは言葉では表現できない感覚だろう。きっと特別な体験であり、いつかその感覚を味わってみたいと確信している。
来年は、さらに良い結果を残したいと思っているんだ。しかし、一歩ずつ、ゆっくりと進みたいと思う。
そして、目標は、クラシック・モニュメントや大きなクラシックレースで優勝すること。待ち、そして、最高の成果を上げられるという自信を持って、その日に臨みたいと思う。
ポール・マグニエの2026年シーズンはクラシック参戦が目標となるようだ。もちろん、チームにはティム・メルリエがいる。ツールではティム・メルリエがエーススプリンターとして出場する。ポール・マグニエはブエルタ参戦とかあるかもしれない。



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