オラフ・コーイは、Decathlon CMA CGM Teamのツール・ド・フランスでの勝利のため、また自身のツールでの活躍の場を求めてTeam Visma | Lease a Bikeから移籍。
だが、オラフ・コーイは想定外の長期離脱を強いられている。1月中旬に何らかのウイルスに感染したことが発表されたきりだ。
長らく戦列を離れていたオラフ・コーイだが、ようやくスペインで自転車でのトレーニングを再開した。
チームメイトらとともに乗り込む姿がSNSで公開されるなど、順調な回復の兆しを見せていることは彼にとって大きな前進だ。
だが、彼が目標としていたツール・ド・フランス出場については、チーム内の状況変化により不透明になりつつある。
ツール目標も、ポール・セイシャスがもたらす選考の波紋
‘Back at it 📈’; Olav Kooij laat voor het eerst in lange tijd van zich horen https://t.co/qQ4rB3ie9N
— In de Leiderstrui (@IndeLeiderstrui) April 25, 2026
オラフ・コーイは、新たなエーススプリンターとして迎えられ、今シーズンのツール・ド・フランスでマイヨ・ヴェールを狙うことが当初の最大の目標とされていた。
彼のためにダーン・フールらを擁する専用のスプリントトレインの要員まで移籍で確保。
- ケース・ボル XDS Astana Team
- トビアス・ルンド・アンドレセン Team Picnic PostNL
- ロッベ・ヒス Alpecin-Deceuninck
- ダン・フール Lidl – Trek
だが、ウイルスの影響でシーズン前半を完全に棒に振ったことで、その計画に大きな狂いが生じている。
チームは近日中にツール・ド・フランスのメンバー選考会議を開く予定だが、ここでコーイの出場枠を脅かしているのが、今シーズン驚異的な成長を見せている19歳の若き才能、ポール・セイシャスの存在だ。
リエージュ〜バストーニュ〜リエージュ以降にポール・セイシャスのツール・ド・フランス出場が決まると言われている。
ダーン・フールが「山岳向けの選手が多く選ばれるかもしれない」と示唆しているように、チーム全体の戦略がセイシャスの目覚ましい活躍を受けて、山岳重視へとシフトしつつある。
コーイがツール・ド・フランスの絶対的な出場機会を求めて移籍を決断した経緯を考えると、この状況は非常に皮肉だ。
もし、ポール・セイシャスがツールに抜擢され、彼を支える山岳アシストが手厚く配置されることになれば、スプリンターであるオラフ・コーイと彼のためのトレインが入る枠は必然的に削られてしまう。
前のチームでのポジション争いを避けて移籍したにもかかわらず、結果として新天地で突如台頭した19歳の若手選手にツールの切符を奪われる可能性が現実味を帯びているのだ。
未だ実戦復帰の具体的な日程は未定だが、コーイにとっては自身のコンディション回復を急ぐだけでなく、チーム内の戦略変更という強烈な逆風とも戦わなければならない厳しい状況となっている。






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