イタリアのブランドINGRIDから、ロード・MTB・グラベル用の11スビードまたは12スピードのIngrid Gran Turismo Rを発表した。
INGRID Gran Turismo Rの内容は
- アルミクランク
- 11・12スピードカセット
- クラッチ付きディレーラー
となっている。ブレーキとシフターは既存のカンパ、SRAM、Shimanoを使用する形だ。
INGRID Gran Turismo R1xロード
重量は軽量で445g。170mmのアームとスピンドル。2024アルミから機械加工され、狭い148mmのQファクターを備えている。
アームの長さは、
- S 166.25mm
- M 179mm
- L 173.75mm
と3種類。
44T(124g)、48T、52T(134g)のサイズで提供されているリングは、7075-T6アルミからCNC機械加工され、11または12スピードのドライブトレインで動作するように黒色アルマイト処理されている。
INGRID 1×11・12ロードカセット
GranTurismo R 1xロードグループセットは、3つのカセットオプションから選択することが出来る。
3つすべてが同じ2つの部分からなる機械加工構造を共有している。
機械加工後に熱処理される最小の歯車用のニッケルクロモリ9840鋼モノブロックと、最大の歯車用の硬質アルマイト処理された7075-T6アルミブロックだ。
11スピードカセットは、XDドライバー本体に収まる単一の10-46Tスプレッドで提供される。
12スピードの、幅の広いグラベル/マウンテンバイクカセットは、XDドライバーに適合する10-48Tのギアスプレッドを備えている。
12スピードロードカセットは、よりタイトな11-44Tギアリングを提供し、11Tの小さな歯車のペダリング効率を維持し、摩擦を低減する。
HG(通常のShimanoフリーハブ)またはXDドライバーボディのいずれかのバージョンが利用可能となっている。
RD1 1xロードディレイラー–
ロードドライブトレインにはシフターは含まれていない。代わりに、既存の機械式ロードシフターで動作するように開発されている。
ロードディレイラーは、2つの基本バージョンが製造されており、重量は270g。12スピードグループ用のRD1-R12Sと11スピードグループ用のRD1-R11Sが用意されている。
ディレイラーの個々の要素は交換可能で、すべての部品がスペアとして利用可能となっており永久に乗り続けることが出来る。耐久性と保守性も考えられている訳だ。
互換性は非常に広く、12速ディレイラーはCampagnolo12速メカニカルシフターまたは13速Campagnolo Ekarで動作し、12ギア間でシフトするようになる。
INGRIDのウェブサイトには、SRAM 11spシフター専用の11スピードディレイラーが掲載されており、11速Shimano互換バージョンも提供される予定となっている。
価格
ロード用でもMTB用のディレーラーは550ユーロ(約7万)。
CRS-R2ロードクランクは450ユーロ(約5万8千円)。カセットは、ギアリングに応じて340〜370ユーロ(約4万4千円~4万8千円)で提供される。
2021年5月31日から正式に発売が予定されており、現在予約受付中となっている。
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