Astana Qazaqstan Team のエース、ミゲルアンヘル・ロペスは、2022ジロ・デ・イタリアを腰の不調により第4ステージでリタイヤしていた。
5月以来全くレースはしていない。ツール・ド・フランスも腰の不調のために出場していない。
8月のブエルタに出場予定だったけれど、チームはミゲルアンヘル・ロペスの一時停止を発表した。
空港で捜査に
ミゲルアンヘル・ロペスは、スペインのマドリード空港で司法警察組織Guardia Civilに所属する捜査官によって捜査を受けた。
これは、麻薬取引とマネーロンダリングの疑いで逮捕されている医師マルコ・メイナール・マリーニョ(Marco Maynar Mariño)と関連している。
メイナールの事件と言われるものだけど、すでにミゲルアンヘル・ロペスの名前も上がっていた。
警察の捜査では、目撃者から犯人の可能性へと役割が変わったという。
スペインで禁止薬物を輸送し、捜査中の人物に引き渡したと言われているが、実際の所は不明だ。
もし、事実ならば刑事訴追される可能性もある。今後は、秋にカセレス市の裁判所に出廷する予定だという。
メイナール医師は今年5月11日に逮捕されている。
メイナールはドーピング行為により、すでにポルトガル自転車競技連盟から10年間の資格停止処分を受けており、世界アンチドーピング機関WADAも彼に資格停止処分を課している。
Astana Qazaqstan Teamの反応
これを受けてAstana Qazaqstan Teamは声明を発表。
The news that was spread in the media yesterday evening caught us by surprise, and at the moment we do not have any details. In this regard, the team decided to suspend Miguel Angel Lopez from any activity within the team until all the circumstances of the case are clarified.
— Astana Qazaqstan Team (@AstanaQazTeam) July 22, 2022
Astana Qazaqstan Team のツイートでは
昨日の夕方にメディアで流れたニュースは私たちを驚かせている。現時点では詳細な情報は得られていません。
これに伴い、本件の全ての状況が明らかになるまで、ミゲルアンヘル・ロペス選手をチーム内の一切の活動から締め出すことを決定しました。
すでに、チームからは活動を一時停止されており、裁判所に出頭が秋ということは、ミゲルアンヘル・ロペスのブエルタ出場は無理だということになる。
今後どうなるかは、調査の進展を待たないといけない。
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