ジロ第2週の休息日に重大な発表を行うと言われていたマーク・カヴェンディシュ。
記者会見の内容は、やはり2023年一杯でプロレースから引退することについてだった。
夢を経験
🎙️ “This will be my final @giroditalia and 2023 will be my final season…” – @MarkCavendish #Giro #GirodItalia #AstanaQazaqstanTeam pic.twitter.com/ofcvGwESRU
— Astana Qazaqstan Team (@AstanaQazTeam) May 22, 2023
マーク・カヴェンディシュは、今回のジロでの残酷な2週間を簡単に振り返ることから始まったが、その間に彼は細菌に侵され、自らもクラッシュした。
そして「乗り越えてくれた」チーム全員に感謝の言葉から始まっている。
25年以上、サイクリングが私の人生だった。私は絶対的な夢を経験していた。サイクリングは私に世界を発見し、今では友人と呼べる素晴らしい人々に出会い、大きな目標を追求し達成する機会を与えてくれた。
このスポーツは私に人生、献身、忠誠心、友情とチームワーク、犠牲、謙虚さ、忍耐力について多くのことを教えてくれた。
時には困難な状況にも関わらず、レースの1kmを十分に楽しんだ。最後のジロに向けて取り組んでおり、2023年がプロサイクリストとして最後のシーズンになることを発表できるのは心の中で大きな喜びだ。
ジロ・デ・イタリアは私の心の中で特別な存在だ。2008年のジロで初のステージ優勝をもたらしてくれた。そして私のキャリアの数年間、イタリアは私の本拠地だった。ここではいつもとても歓迎されていると感じている。
父親として私が子供たちと長期的な計画について話し合う必要はもうない。ここにいるこの男の子は今日で5歳になる。
幸いなことに今日は休みなので、美しい家族と一緒に彼の誕生日を祝うことができる。でも、これからは必ずそれができるようになる。彼らの学校活動、自分のスポーツや競技会をサポートすることが重要だ。
そして、怪我や病気を恐れることなく彼らと一緒にプレーできることが重要となる。それでも、私は常にレーシングドライバーであり続けるだろう。それは確かだ。
残された数か月間、過去 25年間私を幸せにしてくれたものを存分に楽しみたいと思っている。それは単純に、レースだ。ありがとう。
もう一つのステージで優勝できると確信している。最終週もそれを目指して努力し続ける。すでに18勝していても、45勝していても、ステージ勝利が目標であることに変わりはない。
マーク・カヴェンディシュは、ジロを最後まで走り切るつもりだ。第17ステージと第21ステージのローマでのスプリントがジロでの最後の走りとなる。
コメント
ただ、ただ、本当に悲しく寂しくぽっかり穴が開いた気分です。
本当に大好きな選手でした。(HNの通りに)
頭一つ低い姿勢の爆発力半端ないスプリントを見るのが大好きでした。
ダイネーゼが似たようなフォームなので個人的には期待大ですけど斜行したからなぁなんて思ったり。
HTC時代が華やかと言われますが個人的にはディメンションデータ時代のもがき苦しんでる姿が鮮明ですね。マイヨ・ジョーヌも着れましたし。
アスタナ！頼む！ツールでは必ず1勝を！
歴史を作ってきた偉大なスプリンターが引退とは本当に寂しい限り。言われるように、ウイルスで走れない時期は厳しいものがあったでしょう。
うつ病とも戦っており、ここまで復活できたのも力があったからこそ。ここまで勝てるライダーは、もう現れないでしょうね。
ツールでは、ケース・ボルがリードアウトするし、是非、歴史にも記憶にも残る勝利をして貰いたいです。