Bahrain Victoriousのマーク・パデュンがまさかの移籍発表だ。
2021 クリテリウム・デュ・ドーフィネで2連勝を上げて山岳賞も獲得したのに移籍とは~。ステージレーサーとしての素質があり、何故Bahrain Victoriousが放出したのか良くわからない。
移籍先は、EF Education-Nippoだ。
3年契約
“This is the right team for me. When I had the opportunity to join EF, I was quite happy and didn’t have to think about it too long.”
Welcome to the team, Mark Padun! 🎉 We see great success for this rider in 2022. More on the Ukrainian climber here: https://t.co/93qxbhzb3V pic.twitter.com/Xx0ETtDRJd
— EF Pro Cycling (@EFprocycling) December 15, 2021
EF Education-Nippoの狙いはずばり、グランドツアーでのエースとしての活躍だろう。25歳と若く、3年契約ならば、キャリアの最も強い時期を迎えることになる。
マーク・パデュンが今年躍進したのは体重管理にあったようだ。
182cmで60kgと非常に軽い体重発表となっているが、今は少し増えているはず。軽いばかりで山岳が強い訳ではないようだ。しっかり食べてエネルギーを蓄えているから走れるのだ。
マーク・パデュンは、ブエルタ・ア・ブルゴスでも総合3位と活躍。2021ブエルタでは、チームのジャック・ヘイグ、ジーノ・マーダーの総合上位を山岳でアシストしている。
ウクライナ出身ということで、戦争をさけてドネツクから首都近くのキエフに移ってトレーニングを続けたと公式サイトでは書かれている。内紛のある地域でトレーニングなど出来ないからだろう。
2017年8月から、Bahrain Merida Pro Cycling Teamに研修生として参加。2018年ツアー・オブ・アルプス第5ステージでジョージ・ベネットを振り切って優勝。
これがプロ初勝利となり、1年目でブエルタにも出場。第12ステージでは、3位に入る好走を見せている。
EF Education-Nippoならば、間違いなく小さなステージではエースとして1年目から走るだろう。
その先には、グランドツアーでのエースの座が約束されているのではないかな。移籍したセルジオ・イギータの代わりは十分に務まるはずだ。
来シーズンからは、グランドツアーで総合上位争いに食い込むマーク・パデュンの姿が見られることだろう。
コメント