Lore Cycleは、シリコンバレーの新興企業であり、新時代の技術で生み出された斬新なデザインでサイクリングシューズ市場を揺るがそうとしている。
宇宙時代のサンダルのようなデザインは、3Dプリントされたカーボンの外装スケルトンと、他に類を見ないカスタムロードシューズ用の柔らかいフォームライナーを組み合わせている。
設計と製造に使用されるテクノロジーは、他の何よりも何光年も進んでいると言う。確かに、見た目はそうだけど……..価格も凄い。
277ペア限定の早期購入者は1900ドル(約20万円)というから、これも規格外だ。
Lore Oneカスタム3Dプリントカーボンロードバイクシューズ
カスタム注文プロセスの最初の段階は、特許出願中のMorphic3D Scan + Print技術を使用した独自のiPhoneアプリを使用すること。
Morphicという名前のこのアプリは、基本的に足の3Dスキャンを実行して、カスタムシューズを作成してくれる。
足をスキャンすると、硬いカーボン外骨格を3Dプリントして上部に完全にフィットさせ、下部にクリートを取り付ける。
3Dプリントが可能な軽量で合成が高く耐久性のある素材を組み合わせ、製造プロセスを改良して、素材の配置を最適化するプログラムを開発している。
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PHOTO Lore Cycle
100%再生可能エネルギーを動力源とする南カリフォルニアの米国の製造施設でカスタムLoreOneシューズをロボットで3Dプリントしている。なんか映画の世界のようですねえ~。
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PHOTO Lore Cycle
ハイパワースプリントにおいて、ライダーからペダルへの生体力学的入力をより適切に伝達すると主張する、背側(足の上側)と足底(足の下側のアーチ側)のシェルが連動する剛性のカーボンエアフレームシューズが生まれた。
普通のシューズだと、上からBoaダイヤルを使って締め付ける作業が必要だが、このシューズはカカト部分まで締めているので、足を圧縮する必要がない。この点が通常のシューズと違う点だ。
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PHOTO Lore Cycle
剛性のある外骨格フレームの内側には、通気性のあるフォームで作られたパッド入りのぬいぐるみゾーンライナーが足を快適にサポートする。
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PHOTO Lore Cycle
シューズには、インソールとして機能するカスタムテクスチャのポリウレタンとポリエステルのグラウンドコントロールフットベッドも含まれており、「足の裏を刺激して、筋肉と神経系の活性化を改善する」と主張している。
エアロカバー
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PHOTO Lore Cycle
交換可能なエアロカバーは、LoreOneシューズに耐候性とスムーズなエアフローを提供する。
発売時には、特別なファウンダーズエディションエアロノット、別の白いエアロテキスタイルカバー、より保護性の高い黒い悪天候カバーの3つのカバーオプションを利用出来る。
通常はスケルトンみたいなデザインなので、通気性は最高でしょうけど、冬は寒すぎますからね。
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PHOTO Lore Cycle
Loreは、外殻の上部と下部(背側と足底)が開いてシューズを履くようになる。
バックルが見える状態で元の位置に固定されていることを示唆する以外は、締める方法について、情報がない。
最終的なフィット感を調整するために、靴の上部にベルクロストラップがあるようにも見える。 ただし、ソールやペダルスタックの高さ、または市場に出回っている他の標準またはカスタムのロードシューズと比較した剛性については何も言われていない。
重量は270g。最軽量のロードシューズと比べると決して軽くはない。
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PHOTO Lore Cycle
最初の277件の注文は、「2021年秋」から先着順での消費者向け配送を約束して製造に入る予定。
最初のFounder’sKitには、1足のLoreOneシューズだけでなく、3足の交換可能な靴カバー、シューズのトラベルバッグ、サイクリングキャップも含まれている。
安心の1つとして、Loreは、それだけのお金を払うライダーがLoreOneの乗り心地に満足することを確信している。
そのため、カスタムシューズに30日間の返金保証を提供している。
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PHOTO Lore Cycle
新しい技術が登場する時には、いつも革新的だ。受け入れられるかどうかはわからない。シューズの構造からして全く違う訳だから、実際に使われてから判断する必要があるだろう。
カスタムシューズがスマホでスキャンされて作られる時代は、そのうちにやってくる。足の形で市販のシューズが合わない人には、カスタムシューズは希望となりそうだ。
自分だけのカスタムシューズも将来的には可能となるんでしょうね。価格が問題となりそうだけど。
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