ドイツのダイレクト販売のブランドCANYONがベルギーのGBL(Group Bruxelles Lambert)を保有する投資家Ian Gallienneに買収された。
CANYONといえば、Movistar、Alpecin Fenix、Canyon//SRAMなどにバイクを提供しており、販売台数を大幅に増やしている。
とくにシクロクロスでは、Alpecin Fenixには二人の世界王者が君臨。
マチュー・ファンデルプールは世界選手権3連覇。女性チャンピオンの、セイリン・デルカルメンアルバラードもCANYONのシクロクロスバイクに乗ってアピールしている。
今後の展開
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Canyonは、近年大幅に成長しており、拡大を続けるためにさらなる投資を求めていた。
その結果、少数株主であったTSGはCANYONと別れることになる。
CANYONの創設者であるローマン・アーノルド(Roman Arnold)は、次のように述べている。
GBLとのパートナーシップに非常に満足している。TSGがこれまでの成長の過程で果たしてきた重要な役割についても強調したいと思う。
CANYONは引き続き強力な軌道に乗っており、GBLとCANYONチーム全体で将来の成長レバーを押し上げて、世界をリードする自転車会社の1つとしての地位をさらに拡大できることに興奮している。
CANYONは、元々買収先を探しており、ローマン・アーノルドは、引き続き会社の諮問委員会の議長を務め、収益の大部分を再投資する予定だ。
CANYONは、2002年に設立され、2019/2020年の売上高は4億ユーロ(約500億円)で、過去3年間で売上高が2倍になっている。ロックダウンでの売り上げも大幅に伸びている。
今回の買収により、ヨーロッパ、米国、および電子自転車市場のKoblenz社と共に更に成長していくことになる。
取引は2021年の第1四半期に完了する予定となっており、今後は資金力が増えることにより更に発展していくはずだ。
ユーザーとしては、より安価で性能の良いバイクが登場することに期待しますね。
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