プロロードレーサーでさえ、単独でのトレーニングには常に命の危険が潜んでいる。
ベルギーのUCIプロチームTeam Flanders – Baloiseに所属する21歳の若き才能、リアンダー・ファン・ハウテヘム(Leander Van Hautegem)が、トレーニング中に激しく落車するショッキングな事故が発生した。
さらに恐ろしいのは、彼が落車したまま道路脇の側溝に転落し、自力で動けない状態に陥っていたことだ。
偶然通りかかった森林警備隊員(レンジャー)に発見されなければ、最悪の事態も免れなかったかもしれません。
この事故は、プロ・アマチュアを問わず、単独で自転車に乗るすべてのサイクリストにとって決して他人事ではない。
偶然が重なった奇跡の救出劇
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リアンダー・ファン・ハウテヘムは単独でのトレーニングライド中にコントロールを失い激しく落車。そのまま道路脇の深い側溝に滑り落ちてしまった。
人通りの少ないルートであったため、そのまま長時間発見されない危険性があったそうだ。まあ、自転車乗りは車とか通らない道を通るからそうなるかも。
幸運なことにパトロール中だった現地の森林警備隊員が彼を発見し、迅速に救急隊を要請。
病院に搬送された彼は深刻な負傷を負っているものの、命に別状はないとのこと。もし発見があと数時間遅れていたら…と想像するだけで背筋が凍る。
単独サイクリストが直面する「見つけてもらえない」恐怖

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自転車は、時に自動車と同じくらいのスピードが出る乗り物。
グループライドであれば、誰かが落車しても仲間がすぐに救急車を呼ぶことができるけど、ソロライドでは状況が一変する。
- 意識を失う
- スマホが壊れる、または手が届かない場所に飛んでいく
- 側溝や茂みに落ちて、道路から姿が見えなくなる
このような事態に陥った場合、交通量の少ない峠道や農道などでは、誰かに見つけてもらうこと自体が困難になる。
救命のゴールデンタイムを逃してしまうリスクが跳ね上がる。今回のリアンダー・ファン・ハウテヘムの事故は、まさにこの恐ろしさを浮き彫りにした。
私たちが命を守るためにできる3つの対策

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悲惨な事故を防ぎ、万が一の際に生還する確率を上げるために、単独で走りに行く際は以下の対策が必要だ。
- 位置情報の共有(ライブトラッキング機能)を必ず使う
- Garmin Edgeの「LiveTrack」機能
- Stravaの「Beacon」機能
- スマートフォンの位置情報共有アプリ
家族や友人に自分の現在地がリアルタイムで分かるようにしておくのが賢明だ。一定時間同じ場所から動いていない場合、異常に気づいてもらうきっかけとなる。
緊急連絡先カード(エマージェンシーカード)の携帯

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財布の中やサドルバッグ、ヘルメットの裏などに、氏名、血液型、緊急連絡先、アレルギーの有無などを記したカードを入れておくことが必要。
意識がない状態で発見された際、医療機関の迅速な対応に直結する。
家族に行き先と帰宅予定時刻を伝えておく
「今日は○○山の方へ行く」「15時くらいには帰る」といった大まかなスケジュールを伝えておくだけでも、捜索の初動を早めることができる。ここで嘘を言ってはいけない。
ただ、自分もそうだったけど、誰も通らないような山奥に行くサイクリストも多い。例えば下りで道路下とかに落ちたら誰も見つけてくれないだろう。
しかも、圏外だったらどうしようもない。今回のリアンダー・ファン・ハウテヘムは運が良かった。
現在彼は、ローラーで1時間以上乗れるほどに回復している。無事に発見されて幸いだった。
自転車の場合にはトラッカーでもつけておかないといけないだろう。ベルの中に仕込んでだり色々とタイプがあるのでつけておきたい。





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