ランス・アームストロングはドーピング違反により、1998年からの記録は全て抹消。ツール・ド・フランスを7回制覇した記録もなくなっている。
この時に、ランス・アームストロングは億万長者から一転して一文無しになってしまった。
PTSDに
Third go around with my “frenemy” the ACID BATH.
Pure anaerobic misery.
500 meters ski erg, 500 meters row erg, 1000 mts bike erg. All on @concept2 gear.
The way my brain works is that I just assume my times will keep coming down.
Alas, it doesn’t work that way.
I’m… pic.twitter.com/ysfacsR43c
— Lance Armstrong (@lancearmstrong) March 23, 2024
心的外傷後ストレス障害を患う人は、悪夢やフラッシュバックに悩まされたり、睡眠障害を発症したりすることが多い。
アームストロングも2013年のドーピング告白後、これに苦しんだ。ランスは、オプラ・ウィンフリーとのインタビューで、サイクリング選手時代に禁止薬物を使用していたことを認め、台座から転落した。
それは大きな結果を伴う告白であることが判明。ツールでの7勝を含むほとんどの勝利が取り消され、アームストロングは終身出場停止処分を受け、大きな訴訟が続いた。
ランス・アームストロングは、ドーピング告白後の数年間、PTSDとしても知られる心的外傷後ストレス障害に苦しんだと言う。
これをランスは、ポッドキャスト『The Great Unlearn』で次のように語っている。
PTSDのためにセラピーを受けた。大手術のような気分だった。私は突然、英雄からゼロになった。
多くの人が私のことを賢いと思った。そしてさらに多くの人々が、私はそれに値すると考えた。多くの人が正しかった。私自身は面白いとは思わなかったが、確かに当然の報いだった。
私の収入はとてもとても高いものからゼロになった。PTSDからは逃れられない。この言葉を聞くと、人々はすぐに戦争で戦った男たちを思い浮かべる。
そして、そこで友人を失い、死を目の当たりにし、あるいは人を殺した。しかし、それは兵士に限ったことではない。そして、それは確かに私だけのものでもない。
あるとき、自分の問題に対処するために行動を起こし、セラピーを受けることを決意したんだ。
最初は通常のセラピーを受けた。でも、もっと深い何かが必要だった。
今度は、テネシー州の特別な施設に入所し、5日間という短期間のセラピーを受けることにした。一人きりで、一日10時間。今までのセラピーが応急処置のようなものだったとしたら、これは大手術のような気分だった。
アームストロングはドーピングをめぐり、裁判費用と和解金合わせて1億1100万ドル(約125億円)を支払っている。
その後、ウーバー投資で儲かり、ポットキャストでも稼いでいる。
コメント
豪腕さんはただでは転ばない…
ところで、成績が抹消になったのは精巣腫瘍の治療から復帰した1998年以降のもので、それ以前のツールでのステージ優勝2回や1993年の世界選手権優勝は今でも有効なんでしたっけ?
1998-08-01より終身出場停止となってますね。それ以前、ツール2勝、世界選手権の優勝はそのままです。
ランスのキャリアでは43勝のみが有効となってます。ドーピングなんてしなければよかったのに時代なんでしょうか。