INEOS GrenadiersはArkéa – B&B Hotelsのケヴィン・ヴォークリンの移籍を正式に発表。
チームの3人目の移籍獲得選手となった。
- ドリアン・ゴドン Decathlon AG2R La Mondiale Team
- ケヴィン・ヴォークリン Arkéa – B&B Hotels
- テオドール・ストーム Team Lotto Kern-Haus PSD Bank
2028年末までの3年契約
IGD 🤜🤛 KV
Welcome to the team, @kevin_vauquelin 🤝
Bring on 2026!https://t.co/7NFoJZxZXx pic.twitter.com/pDZW8vJX03
— INEOS Grenadiers (@INEOSGrenadiers) October 10, 2025
ケヴィン・ヴォークリンは、2021年Team Arkéa Samsicのtrainee(研修生)で採用され、2022年から昇格。
逃げて勝つタイプで、ゴール前に果敢に抜け出す姿が何度も見られた。2023 ツール・デ・アルプ第1ステージでプロ初勝利。そのまま、総合優勝も勝ち取っている。
2023 ツール・ド・ジュラ サイクリングの登りゴールで見事に勝利。キャリア3勝目を手にいれる。
2024 エトワール・ド・ベセージュ第5ステージの個人タイムトライヤルでマッズ・ピーダスンを9秒差で破って勝利。総合優勝には2秒届かず総合2位に。
2024 ティレーノ〜アドリアティコ第1ステージの個人タイムトライヤルで8位となり、最終的にワールドツアーで総合10位フニッシュとなっている。
圧巻は2024 フレッシュ・ワロンヌでIsrael – Premier Techのステューブン・ウィリアムズと最後はユイの壁でスプリント。同タイムの2位となったこと。寒い雨の厳しいレースで、この結果は素晴らしい。
2024 フランス選手権ではブルーノ・アルミライルに3秒差で負けて2位。タイムトライヤルでフランス国内タイトルを取るのも時間の問題だ。
そして、2024 ツール・ド・フランス第2ステージでは、逃げグループに入りサン・ルーカの登りを最後には単独で駆け上がりチームに待望のツールの勝利をもたらせた。
2025年シーズン、エトワール・ド・ベセージュ第4ステージの雨のクイーンステージを制し、続いて第5ステージの個人タイムトライヤルも制して総合優勝。
2025 ペイ・ド・ラ・ロワール 第4ステージでチームメイトのユエン・コスティウと共に逃げに乗ってステージ優勝と総合優勝。
2025 フレッシュワロンヌでは、タデイ・ポガチャルに次いで2位。2年連続での2位。ツール・ド・スイス総合2位となり、ツール・ド・フランスへ。
第5ステージの個人タイムらイヤルで5位となり、総合3位へ。最終的に総合7位でフニッシュした。
だが、自宅に帰ってからスーツケースをもって階段を降りていて足首の骨折。今シーズン終了となっていた。 INEOS Grenadiersでは、アシスト陣が充実。グランツールで総合リーダーの役割が与えられるかもしれない。
Arkéa – B&B Hotelsは、スポンサーが見つからない。
タイムリミットはたしか10月15日。ケヴィン・ヴォークリンのように移籍先が見つかる選手ばかりではない。
ケヴィン・ヴォークリンのコメント
Arkéa – B&B Hotelsは私にとって常に重要な存在だ。私がプロになったチームで、私を信頼し、責任を与えてくれた。落ち着いた環境で、自分の仕事を学び、成長することができた。
新しい環境、新しいチームメイト、新しい用具、そしてスタッフ・グループとの新しい働き方を発見することにとても興奮している。私にとっては、自分のキャリアを継続し、新たな地平を開拓するための論理的な次のステップなんだ。
ツール・ド・フランスには2度出場したが、そのたびに感情のジェットコースターだった。2024 ツール・ド・フランスでは、第1ステージの苦しい瞬間から、2日目のボローニャでの優勝の歓喜まで。
そして、今年は、いい準備ができたと確信していた。すべてのステージで自分を発見し、特に地元ノルマンディー地方を通過したときはクレイジーな瞬間を過ごし、毎日頑張った。
今でも、完全にワイルドな経験をしたと思っているし、自分を誇りに思っている。将来に向けては、まだまだ発見することがたくさんあるけれど、ベストに近づけるようにさらに努力するよ。
ステージによっては、僕の名前を聞きすぎて耳鳴りがした。熱気球に自分の顔が映っていたこともあった！
ツールでは、すべてが増幅され、私は自分自身に忠実でありながら、精一杯やろうとした。それが私の誇りであり、大きなモチベーションになっている。応援してくれたみんなに心から感謝している。
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