エガン・ベルナルは今年ジロ・デ・イタリアに出場する予定のようだ。
これは、イネオス・グレナディアーズのGMデイブ・ブレイルスフォードがメディアに語った今年のグランドツアーに関するリーダーについての発言の中で話されたこと。まだ、決定ではないがツールのコースも考えれてのことだろう。
各グランドツアーのリーダーは誰になるのか、現在の構想を聞いてみよう。
ジロ・デ・イタリア
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当初は、ディングチャンピオンのテイオ・ゲイガンハートがタイトルを防御すると思われていた。だが、GMの話ではジロにはエガン・ベルナルが送られるという。
ベルナルはツール出場から除外されていないが、ツールに行くか、ブエルタに行くかはジロの結果に応じて決定されると言う。
彼は攻撃的でカリスマ的なレーサーだ。彼がその喜びを見つけることは非常に重要だ。再びレースをすることを望む。
私の観点から、そしてチームと彼の観点からは、バイクレーサーであることを楽しんで、その笑顔を彼の顔に戻すことがすべてとなる。ベルナルがそうなれば、結果を得るでしょうが、プロセス全体に集中する必要がある。
彼は非常に野心的な男であり、彼は見つけなければならないと思う…あるいは、彼のレースを本当に楽しむために彼をサポートしなければならない。
ただ、エガン・ベルナルは回復途中だ。ジロとなるとあと3か月しかない。昨日のエトワール・ド・ベセージュでもゴール前のイネオストレインの中にベルナルの姿はなく、集団後方にいた。
レースモードに戻るには相当時間がかかりそうだ。
ジロには、世界チャンピオンのフィリッポ・ガンナ。2019年ジロの総合9位、パヴェル・シヴァコフ。そしてEF Pro cyclingから移籍してきたダニエル・マルティネスが参戦する。
ツール・ド・フランス
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ツール・ド・フランスについて、リストに上がっているメンバーは
- リッチー・ポート
- ミハウ・クフィアトコフスキ
- ジョナタン・カストロビエホ
- ルーク・ロウ
- ローハン・デニス
- ローレンス・デプルス
これに、リーダーとして、ゲラント・トーマス、リチャル・カラパス、テイオ・ゲイガンハートが加わる。2021ツールには、第5ステージで27km、第20ステージで31kmのタイムトライヤルがある。
これはTT得意なゲラント・トーマスには有利だ。一方、リチャル・カラパスはTTが不得意なので、山岳で積極的に攻撃を仕掛けなければいけない。テイオ・ゲイガンハートも同様となる。
これは昨年のジロから見られた攻撃的なイネオスの戦い方にも合致する。挑戦する立場にあるチームにとっては良いメンバーとなるだろう。
だが、これでライバルとなるダディ・ポガチャルやプリモッシュ・ログリッチに対抗出来るのかはわからない。
ブエルタ・ア・エスパーニャ
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ブエルタには、アダム・イェーツがリーダーとして参戦することが示唆されている。それに、ネオプロのトム・ピドコック。
だが、単独でアダム・イェーツがリーダーとなるとは考えにくい。多くのタレントのいるイネオスなので、誰かがダブルツールで走るようになるだろう。
今年は、トップライダーをツール・ド・フランスに集結させるという作戦は取らないようだ。これによりレース全体でバランスが取れたものになる。
ジロの結果次第でエガン・ベルナルが参戦するかもしれないし、ツールを走ったトップライダーが再び走ることも考えられる。
まずは、正式な発表を待ちたい。
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