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ギョーム・マルタンがツール・ド・フランスでパワーメーターなしで乗ったことでCofidisは謝罪に

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Photo credit: Ronan Caroff on Visualhunt.com
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Cofidisのエース、ギヨーム・マルタン。哲学者でもあり本も2冊出している。

 

ギヨーム・マルタンは、ツール・ド・フランスにCofidisのエースとして出場。昨年の総合10位を上回る成績を目指したけれど、総合13位で終わっている。

ギヨーム・マルタンは、このツールでパワーメーターなしで乗ったという。その理由から意外な方面まで問題が広がってしまった。

 

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パワーメーターなしの理由

 

ギヨーム・マルタンは、フランスの取材に対して、パワーメーターなしの理由を話ししている。すでに記事のコメントは削除されているが各社のメディアに転載されたコメントによると。

 

ツールで13位に終わった。これについて自分のパフォーマンスを分析できますか?

パワーメーターがないので無理だ。自分の自転車の重量は 7.7kgで、許可制限を1kg超えている。 200gのパワーメーターで自転車をさらに重くしたくないのだ。

 

イゾラ2000では総合勢から遅れて下りで追いかけてましたね。

もし私のバイクが1kg重すぎると知っていたら、優勝候補のグループから45秒遅れでシメ・ドゥ・ラ・ボネットの頂上に着くことはなかっただろう。

もっと軽いバイクだったら、そこにいただろう。そうすればもっと良く食べる時間があったはずだ。

 

ギヨーム・マルタンは、標準のShimano Dura-Ace R9200チェーンセットを使用することを選択したが、彼のチームメイトの多くは、Look ブランドのカーボンファイバークランクと Shimano Dura-Ace チェーンリングを備えた SRM Origin Road PM9 パワーメーターを使用していた。

2つの正確な重量差は不明だが、SRMは、チェーンリングなしの165mmカーボンアームの PM9 の場合、重量が 542g から608gであると主張している。

Shimano Dura-Aceクランクセットならば、538gだ。ギヨーム・マルタンが主張するように、7.7kgもあったとしたら登りで不利になるのは明白だ。

多くのトップクライマーが6.8kgに近い重量にするために、苦労している。900gの差だけど、パワーメーターをつけたら1kgは違ってくるので、結構な重量となる。

 

Cofidisは謝罪に

 

このギヨーム・マルタンのコメントが出回ると、Cofidisは謝罪に追われた。

ギョーム・マルタンが使用するバイクは、7.4kgを超えないように特別な装備を選択する必要がありますが、これはプロトンのトップライダーのバイクの平均をわずかに下回る測定値です。

当社のランナーは、LOOK 795 Blade RS フレームを使用して、パートナーのエンジニアが開発した最先端の機器の恩恵を受け、1 年以上にわたってランナーによって承認された剛性/空気力学/重量比を提供します。

この機会を利用して、すべてのパートナー、特に LOOK Cycle と CORIMA ブランドの信頼と、ライダーのために最高の装備を開発するために私たちと協力してくれるチームの関与に感謝したいと思います。

 

では、ツール・ド・フランスで各ライダーが使用したバイク重量と比べてみると

  • タデイ・ポガチャル  Colnago V4RS 7.2kg
  • ヨナス・ヴィンゲゴー Cervelo R5  6.7kg
  • プリモッシュ・ログリッチ Specialized SL8 6.8kg
  • マーク・カヴェンディシュ Wilier 7.67kg
  • マチュー・ファンデルプール Canyon Aeroad  7.67kg
  • ニールソン・ポーレス Cannondale SuperSix Evo 7.82kg
  • ヨナス・アブラハムセン Dare Velocity Ace 7.9kg

 

こうやってみると、ギヨーム・マルタンの7.7kgが不当に重すぎる訳ではないけど、トップクライマーに比べると重いことがわかる。

タデイ・ポガチャルも重量のために、ディスクを使わずリムブレーキを使ってましたからね。

 

まあ、LOOKにとっては、重いとか言われると販売に響くし、Cofidisは提供して貰っているのだから、スポンサーの批判はご法度。

チームへの不満を口にすると、たいてい移籍ということになるけど、ギヨーム・マルタンもGroupama – FDJへの移籍が噂されている。

Groupama – FDJのレニー・マルティネスがBahrain Victoriousに移籍することの後釜になりそうだ。

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