第16ステージで独走していたジュリオ・ペリツァーリは、規格外の走りでタデイ・ポガチャルに抜かれ2位となる。ゴール後は、タデイ・ポガチャルからグラスとマリアローザのジャージをプレゼントされた。
再び第20ステージでも、タデイ・ポガチャルに抜かれた。憧れのライダーから、現実世界でランデブーができるという夢のような展開を得られた。
憧れから現実に
These two guys finished 1-2 in today’s Giro d’Italia stage.
Tadej Pogačar and Giulio Pellizzari. #GirodItalia pic.twitter.com/doBGiaKjSV
— Lukáš Ronald Lukács (@lucasaganronald) May 21, 2024
上記の写真は、2019ストラーデビアンケでタデイ・ポガチャルとセルフィーで写真をとった時のもの。
憧れの選手と走れるまでになったのだから素晴らしい。
モンテグラッパ山頂を最初に通過し、2回目の通過では、手の届かなかったタデイ・ポガチャルに次ぐ2位となりましたね。
登りにはたくさんの人がいて、自分のしていることを信じろと言ってくれた。最後まで踏ん張ったし、山岳賞のポイントも獲得できた。
自分の願いはローマにブルージャージで到着することだったので、これには満足している。
バッサーノ・デル・グラッパにフィニッシュする第20ステージの沿道の観衆については?
グラッパではいたるところに人がいて、すべてがスリルだった。父がこの地域の出身だから、たくさんの友人がいて、とても嬉しかった。自分の中で唯一感じたのは、全力で走ってポガチャルにできるだけ近づくことだった。
グラッパを2回登るのは難しかったけど、自分の好きな登りだから快適だった。 20歳にしてジロ初参加だけど、すべてがうまくいったし、満足しているよ。
第10ステージ終了時には、リタイヤすることを考えていたとか?
このジロでは、日が経つにつれて上達した。実際、リタイアを考えたこともあったんだけど、家族とマッシミリアーノ・ジェンティーリに説得されて考えを変えたんだ。
ワールドツアーへのジャンプはまだ早いと言われたけど、その逆を証明できた。3週間前と比べても、何も変わった感じはしないし、2年前、3年前と同じだと思う。この3週間から何かを変えたいとも思わない。
3週間のレース中、強いインスピレーションを受けのは?
もしポガチャルがいなかったら、おそらくこんなことはできなかっただろうし、この結果を出せてうれしい。
モンテグラッパで追いつかれた時、彼はこう言ったんだ。「ついてこい。ゴールまでつれていってやる。」
信じられないような気持ちだった……彼について行こうとしたけど、彼はとても強かった。本当に死にそうだった。
上っているとき、大勢の人が僕の名前を呼んでいるのを聞いて、さらに力が湧いてきたんだ。子供の頃、モンテグラッパにナイロ・キンタナを見に来たときのことを思い出す。期待していたステージ優勝はできなかった。でも最終的には、まだ時間はあると思う。
ポガチャルとは、第16ステージの終わりですでに抱き合い、その日、メガネとピンクのジャージをプレゼントされてましたね。
ポガチャルのメガネとピンクのジャージは僕のスーツケースに入っていて、明日家族に渡すんだ。早く家に帰って、母国の祭典を楽しみたい。私たちの守護聖人であるサン・ヴェナンツィオの祝日だから、居酒屋も開いているだろう。
山岳賞ジャージには満足しているが、まだ成長しなければならないことも知っている。特に時速60キロで走るレースのスタートではね。僕の脚はまだ小さいけれど、それを鍛える時間はある。
のどの調子が悪く、そのままリタイヤしていたら、ここまで大きく成長し、注目されることもなかっただろう。近いうちにプロ初勝利をあげる日がくるはずだ。
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