イルヌル・ザカリンは2017年にブエルタ・ア・エスバーニャで総合3位の表彰台を獲得。
2020年Team Katusha AlpecinからCCC Teamにいち早く移籍。Katusha Alpecinではチームの事情もあり思ったように成績は伸びなかった。
今シーズンはCCC Teamで総合での成績を狙っていくことになる。チームとしては待望の総合を狙える選手の移籍となり期待を寄せている。
今シーズン、イルヌル・ザカリンが乗るGiant Trinity Advanced Proが公開されたので見てみよう
Giant Trinity Advanced Pro
イルヌル・ザカリンが乗るのはGiant Trinity Advanced Pro。
最新のCadex Aero TTチューブレスホイールを備えたGiantのステルスなTrinity Advanced Proは、独特なフレーム形状のTTバイク。
Trinity Advanced Proの開発にあたり、Giantはフランスのマニクール・サーキットにある空力研究施設「ACE」と提携。数々のCFD(数値流体力学)分析と風洞実験により、最終形状に至るまで250以上のフレーム設計が行われた。
ボトルやライダーの気流まで考慮されて生み出されたフレーム形状となっている。
Giantは、自転車のほぼすべての部品、フレーム、バー、ステム、サドル、タイヤ、ホイールを台湾で製造している。
ザカリンは、ジャイアントコンタクトエアロタイムトライアルバーを使用する。
ハンドルに搭載されたAeroDrive Triベースバーは、5:1比率の翼型形状をもち、さらにリバーシブルデザインで40mmの高さ調整が可能。
SpeedControlブレーキはトライアスロン仕様で、フロントはフォークと一体化したデザインで空気抵抗を軽減、さらにリアブレーキには流線型カバーを採用することで、時速50kmで走行中に3ワットの抵抗を軽減する。
サドルは、統合シートポストを備えたGiantのショートサドルを使用。
グループセットはShimano Dura-Ace Di2で、あらゆる状況でスムーズなライディングが可能。
ホイールは、Giantのホイール会社CadexのAero Wheelsystem。
Cadexによると、Aero Four-SpokeとAero Disc WheelSystemには、「優れた安定性、一貫したパフォーマンス、驚異的な速度」があると主張。
このイルヌル・ザカリンが乗るGiant Trinity Advanced Proだが、開発が行われたのは2015年。それ以来フレーム形状も更新されていないようだ。ホイールは最新となっているが、フレーム重量も重く完成重量も重い。
CCC Teamが勝利を目指すならばフレームは更新されたほうが良いような気がするけど。
イルヌル・ザカリンは山岳ステージでは、TCR Advanced SL Oに乗ってレースをする。山岳での活躍を期待しよう。
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