ツール・ド・フランス第6ステージで、Jumbo-Vismaは、0kmからワウト・ファンアールトがアタック!
猛烈に逃げ集団を牽引。Jumbo-Vismaは、集団コントロールでBORA-hansgroheから受け継ぎ、トゥールマレーで総攻撃を開始した。
ウィルコ・ケルデルマンの引きで、マイヨジョーヌのジェイ・ヒンドレーをおとし、セップ・クスの引きからヨナス・ヴィンゲゴーがアタック。
しかし、タデイ・ポガチャルがちぎれることはなかった。結果的にマイヨジョーヌをジェイ・ヒンドレーから奪うことに成功。
しかし、タデイ・ポガチャルとのタイム差は縮まってしまう。このJumbo-Vismaの攻撃に関してゲラント・トーマスがポットキャスト「Watts Occurring」で疑問を呈している。
Jumbo-Vismaの攻撃について
Come to Andorra they said, it’ll be lovely and hot they said… 🤣🤦♂️ pic.twitter.com/uyCaC0j7Ky
— Geraint Thomas (@GeraintThomas86) July 6, 2023
ゲラント・トーマスは、Team SKY全盛期のチームが、Jumbo-Vismaのようなミスを犯したことはないと語った。
Jumbo-Vismaがあまりにも、自信家であり、生意気で傲慢だったとも。タイム差をつけるためにおこなった攻撃が逆に、ポガチャルがレースに復帰出来るように仕掛けたとも言っている。
ポガチャルは、ヴィンゲコーに逆襲し、独走でステージ優勝し、28秒の差をつけた。トーマスは、なぜJumbo-Vismaがレース序盤にあれほどハードな走りをする必要があったのか理解できないと語っている。
ジョナスが行ったとき、彼はトゥールマレーでフルガスを噴射した。彼は本当にポグを落としたかったが、落とせなかった。彼はポグを落とそうとして、あの下りを下ったんだ。
Jumbo-Vismaは、ワウト・ファンアールトに追いつくまでに、ポガチャルを数秒でも引き離すことを望んでいたのだろう。
そして、ワウトがヴィンゲゴーを最後の登りのゴール手前まで牽引し、そこでヨナスがポガチャルにさらにタイムを縮めることを期待していた。
紙の上では素晴らしいプランだったし、チームもそれを見事にセットアップした。ただ、Jumbo-Vismaは、自信過剰で、少し生意気で、少し傲慢だった。
ここで言うのは簡単だけど、あの時見ていた僕にとっては……彼らはよし、固めようとなるべきだったんだ。
彼らはまるで第18ステージか第19ステージのような走りで、タイムを取り戻す必要があったのか。彼は50秒以上も前にいるんだ。
レースにとっては素晴らしいことだし、見ていて楽しい。でもね、Team SKYの時代には、退屈だとか、くだらないとか、みんな僕らを酷評していたんだ。
でも、僕らはツールで7勝したんだ。Jumbo-Vismaは、まだリードしているけど、簡単に負ける可能性もある。
レースに勝つこと。保守的であること。そして適切なタイミングでアタックすること。度胸があることは悪いことじゃない。ただ、特にこの序盤はアグレッシブすぎたと思う。
トーマスの言うことはもっともだ。BORA-hansgroheに引きを任せるべきだっただろう。だけど、見ているファンにとっては最高の展開だった。タデイが息を吹き返したのも凄いが、ツールの面白さを救ったとも言える。
コメント
Gの発言は最もという感じがしましたね。まだ一週目なのにやり過ぎという感じが見て取れました。このままだと完走出来るレーサーが少なくなるかもと気がかりです。
確かに。INEOS Grenadiersでもリードしてたら、しないでしょうね。見てる側は面白いけど、やってるライダーは大変でしょうね。