今年から始まったサウジツアー。
プレゼンテーションはさすが石油王国という感じの派手な演出。
このレースでは、マーク・カヴェンディシュがバーレーン・マクラーレンに移籍して第1戦ということで楽しみにしていた。
コースはやっぱり、砂漠の中。これで風が強かったら砂嵐で走れるんだろうかというようなコースだった。
砂嵐になったら、以下のような感じになるはず。
Riyadh › Jaww (173k)
このコースマップを見ると、最後もスプリントとなる普通の集団ゴールだろうなあ~と思っていた。
最後のゴールシーンを見るまでは。コースプロフィールマップを見ると最後に少しピョンと上がっているんですけどね。
全く気付かなかった。
最初に逃げたのは、プロチームやコンチネンタルの6人。
- Pablo Guerrero (BBH)
- Stephen Bassett (RLY)
- Maral-Erdene Batmunkh (TSG)
- Jesse De Rooij (BAI)
- Nikodemus Holler (BAI)
- Oliver Moore (RWC)
35km地点で4:35秒まで開くが、マーク・カヴェンディシでゴールを狙うバーレーン・マクラーレンが先頭に立って引き戻す。
散発的な動きがあるが、最終的に抜け出したのは4人。これが良い逃げだった。
A group of 4 riders has gone clear. In this group:
🇧🇪 @BertDeBacker,
🇩🇰 Andreas Kron,
🇱🇹 @esiskevicius
🇦🇺 Heinrich Haussler. #SaudiTour pic.twitter.com/XeuUJKoxnk— Saudi Tour طواف السعودية (@thesauditour) February 4, 2020
- Bert de Backer (B&B Hotels)
- Andreas Kron (Riwal Readynez Cycling Team)
- Evaldas Šiškevičius (NIPPO DELKO One Provence)
- Heinrich Haussler( Bahrain – McLaren)
この中には、35歳のバーレーン・マクラーレンのハインリッヒ・ハウッスラーもいる。オフにはシクロクロスに初出場して心肺機能を鍛えていた。
残り5キロで、20秒以上の差。あまり積極的に後続も追わないのか、逃げる4人が必死なのかタイム差は縮まらない。
残り2キロで22秒。これは逃げ切ったか?
このメンバーならば、間違いなくスプリンターのハインリッヒ・ハウッスラーが勝てる!
俄然応援していたのですが~。
なんとラスト1キロから登っている。フラットではなかったんですねえ~。
ラストの1キロからは、下の動画で見ていただくと面白い!
勾配が5%から8%まで増していって、一気に後続が追いついてくる。ハインリッヒ・ハウッスラーは飲み込まれたかと思っていたら、最後まで粘りにねばった。
シクロクロストレーニングが効いたんだろうか? 驚異的な粘りを見せてくれた!
優勝は元世界チャンピオン
Storming to victory like @RuiCostaCyclist 💪
What a way to cap off a fast and furious Stage 1 through the wind 🤩#SaudiTour pic.twitter.com/XyrEeuxboy
— Saudi Tour طواف السعودية (@thesauditour) February 4, 2020
後続のトップで駆け上がってきたルイ・コスタ(UAE-Team Emirates)がわずかにリードして勝利!
2013年の世界チャンピオンだ。ツール・ド・スイスを2012年から3年連続で総合優勝するなど、グランツールでも期待されていたのだが、2012ツールで18位が最高。
今回は鮮やかな追い込みでの勝利だった。
3位には、ナセル・ブハニ( Team Arkéa Samsic)が追い込んできた。しかし、アルケア・サムシックのジャージはわかりにくい。後ろから見たらチームイネオスかと思ってしまう。
サウジアラビアとの時差は6時間ほどなので、ちょうど良い時間にストリーミングで見れる。
大体、午後8時から始まるのでスマホでチラチラみるのにも丁度良いかも。見れるサイトは、いつも紹介しているTiz-cyclingのサイト。
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