自転車通勤時などに、路面の凹凸や交通事故で転倒する可能性はゼロではない。
EVOCが、IAAモビリティショー(国際モーターショー)で、サイクリスト向けのエアバックを発表した。
こうした製品は初めてではないけれど、新製品が出ることは安全のためにも必要なことだ。
EVOCコミュートエアプロパック
EVOCはミネルバエアバッグシステムと提携して、衝突時に隠されたエアバッグを急速に膨らませるサイクリスト用の通勤用パックを発表。
内側に隠れているのは、クラッシュ時に自動的かつ急速に膨張し、着用者の首、襟の骨、胸、肩を覆うように拡張するエアバッグ。
衝撃を受ける前にバッグが膨らみ、地面に向かう途中で膨らむという考え方。
複数のセンサーを使用してバッグの作動を制御し、ライダーの体の位置と動きの速度を比較。
完全な膨張は、作動後わずか0.2秒で発生し、バッグは膨張したままで、その後さらに5〜10秒間着用者を保護してくれる。
首の周りが保護されれば、頭も打つことが少なくなるだろう。転倒で一番怖いのは、頭を打つことだ。これが避けられればダメージは少なくなる。
一度切りの機能ではなく、40ドルで補充することが出来る。エアバックは折りたたんでパックにもどして、再利用する。
3つのバージョンが利用可能となる。
- バックプロテクションのない通常のもの
- Liteshield Plus付きのもの
- トップエンドのEVOC CommuteAIRPro
ただ、トップエンドのEVOC CommuteAIRProは、800ドル(約8万7千円)と高すぎて買えない。このような製品がもっと流通して価格が下がることを期待したほうが良さそうだ。
製品は、2022年春頃から発売される。
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