Enveは、4種類のサイズのチューブレス対応ロードタイヤを発表した。これらはEnve SESタイヤシリーズと呼ばれる。
EnveのホイールでもSESシリーズがあり、このタイヤ版と言っても良い。
実際のライディング条件と実際にライドしたいサイズ(25mmから31mmまで)に耐えるチューブレス構造で、空力と転がり抵抗性能のバランスを「リアルワールドファースト」と呼んでいる。
超高速ではなくて、実際に走るスピードで最高の性能があると主張している。
ENVE SESロードタイヤ
ENVEはカーボンホイールに関しては専門家だが、その設備はタイヤの製造には適していない。
そのため、ENVEはチェコ共和国のタイヤ会社Tufoと提携。Tufoは25年以上のハンドメイドタイヤの経験を持つブランド。
私は、ENVEのホイールにTufoのタイヤを使っており、今回の新しいタイヤについても大変興味がある。
ただ、私のENVEホイールはチューブラー専用なので、今回のSESタイヤは使えないけど。
トレッドバターン
タイヤの形状とトレッドパターンは、空気の流れがリムとどのように相互作用するかに大きく影響する。
Enveのブランドロゴの一部で構成された、トレッドパターンは空力効率を向上させるために特別に設計されたと主張している。
これは、トレッドが空気の流れを活性化する「トリップエッジ」として機能し、リムとタイヤの間の移行部に空気が留まったままになるのを助けると述べている。
また、この効果は後輪でも機能し、トレッドが空気流の後流を閉じるのを助け、空気流がタイヤから移行するときに、後輪の低圧後流を小さくする。
これは風洞実験によってもあきらかになっている。
Enve SESロードタイヤはチューブレス対応で、フック付きまたはフックレスチューブレスホイールのいずれかで動作するビードを使用している。
これは、クリンチャーにも対応していることも意味している。
Enveの主張による結果は、「実際のスピードを約束する最新のチューブレス対応ロードレーシングタイヤ」であり、軽量、空力、高速回転、耐パンク性を備えたタイヤだという。
日常出すことのない50kmではなくて、低速域でワット数を抑えることを目的に作られている。
価格と販売時期
Enve SESタイヤシリーズには4種類のタイヤサイズが用意された。
Enve SES | 25c | 27c | 29c | 31c |
---|---|---|---|---|
重量 | 255g | 265g | 275g | 285g |
価格 | £70(約9,700円) | £70(約9,700円) | £70(約9,700円) | £70(約9,700円) |
空気圧 | 60-90psi | 50-85psi | 40-80ps | 35-75psi |
推奨リム内幅 | 19〜21mm | 19-25mm | 19-25mm | 19-25mm |
※スマホで見る時には指で横にスクロールしてください。
25cと29cは販売されているが、27cと31cは年内に販売開始となる。
Enveの公式サイトには、他社のタイヤと比較した風洞実験のデータなど多くが記載されている。
購入の際にはユーザーが判断できる良い資料となるので見てみると参考になるはずだ。データを公開してくれているのはありがい配慮だと言える。
コメント