トーマス・デヘントが、UAEツアーでフックレスリムとチューブレスタイヤを使っていて不可解なパンクをしたが、それにたいして波紋が広がっている。
はやく、UCIはフックレスリムについて緊急調査をすることになった。
これに対して、アメリカブラントのENVEは、UCIに全面協力をすると言っている。ENVEもフックレスリムを作っているのけど、製造などに問題はないのだろうか?
ENVEはどうする?
‘We look forward to working with the UCI to share what we have learned over the years of road tubeless’: Enve responds to UCI’s potential ban on hookless rims https://t.co/Qa3YfeikFg
— Cycling Weekly (@cyclingweekly) March 2, 2024
フックレスリムは、製造側には多くのメリットがある。製造工程、製造コストの削減ができ、重量も減るのだからいうことはない。
ENVEは、2007年からチューブレスをテストし、2014年からフックレスリムもテスト。チューブスタイヤも開発している。
ENVEは、UCIのフックレスリム緊急調査について以下のように答えている。
私たちはUCIと協力し、長年にわたるロード用チューブレスの開発とテストを通じて学んだことを共有し、ライダーの安全性を最優先していきたいと考えている。
チューブレスシステムの安全性の問題は、用具に関する話題の最前線にある。今回の事故はEnveのホイールで起きたわけではないが、アスリートの安全確保は常に重要だ。
2016年にSES 4.5 ARを導入するにあたり、私たちはEnveのフックレス・ロードリムモデルで使用するタイヤを認定するためのテストを開発した。
このテストの目的は、タイヤとリムがチューブレスの気密性を維持するために何が必要かを理解することだった。
1,000回以上のテストを経てわかったことは、タイヤのビード剛性とビード径には、リムのデザインにかかわらずビード保持力を確保しつつ、比較的簡単に装着できる最適な組み合わせがあるということだ。
これらのパラメータが満たされていれば、チューブレスタイヤは試験ラボで定期的に140psi/9.6barを超える圧力を達成している。
ENVEでは、タイヤの互換性チャートを公開している。
さらに、フックレスリムについて詳しく解説してくれている。
岩などに乗り上げた時の対応ができるフックレスリムができれば問題ないけれど、瞬間的に最大空気圧を越えるのは間違いない。現時点では調査をしてから対応という形になりそうだ。
今後のUCIの発表を待たなければならない。
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