Digital Swiss 5は、二日目。
第1ステージは2019世界選手権TTチャンピオンのローハン・デニスが貫禄の勝利でしたが、第2ステージは平坦。スプリンターが活躍出来るのかと思ってましたけど~。
まあ、そこはチームによって守られるレースではないので。結果はやはりと言った感じでしたね。
第2ステージ フラウエンフェルト〜フラウエンフェルト 46㎞
コースプロフィールマップを見ると、全くの平坦のように見えるけれども、ROUVYの画面を見ていると少しアップダウンがあるようにも見える。
コースは、フラウエンフェルトの街を巡る1周11.5㎞の周回コースを4周回。1周の獲得標高は45mほどで、やはり少しアップダウンがあるようだ。
平坦と言ってもねえ~。バーチャルなので集団で走っても何のメリットもない。ドラフティングがないので、チームプレイも出来ない。
TTスペシャリストが強い
レース序盤こそは、フランダースツアーのバーチャルレースでも勝利したグレッグ・ファンアーヴェルマートが上位に顔を出す。力強いですねえ~。
ただ、グレッグ・ファンアーヴェルマートは、約10日前にマウンテンバイクのポジションから膝を痛めてしまい万全の体調ではなかった。
このために徐々に後退。最終的には4位でフニッシュ。
変わってトップ争いに加わったのは2019世界選手権TT3位のフィリッポ・ガンナ(Team INEOS)。
ガンナは、個人追跡世界記録で4分1秒934の世界記録も持っている。
そして、今シーズンはブエルタ・ア・サンファンでも山岳で上位を譲らず、レムコに続いて総合2位を獲得しており、調子は最高だった。
ステージレースでの進化も見せており、将来的にはオールラウンダーとしても対応できるのではないかと思わせる走りだった。
この時には、Team INEOSではなくてイタリア選抜チームで出場。チームメイトといえば、レオナルド・バッソがいたくらいで、手厚いアシストを受けれていたとは言えない。
今回のバーチャルレースでも、平坦基調だったこともあり2位でゴールしている。
優勝したのはシュテファン・キュング(Groupama – FDJ)。スイスでは2017年から3年連続で国内TTチャンピオンとなっておりTTスペシャリスト。
2019年世界選手権ロードでは厳しい展開の中、3位に入る実力もみせており、チームではダヴィ・ゴデュに続いて2番目のポイント稼ぎ頭だ。
今回のレースでは10km地点からトップに立って後は追われるだけの展開。500Wで巡行するパワーを見せつけて2位のフィリッポ・ガンナに47秒の差をつけて勝利した。
3位となったのは、マイケル・マシューズ(Sunweb)。総合エースのトム・デュムランが抜けてしまい、チームは若い選手が活躍している。
そんな中、中堅からベテランになろうとしているマシューズも見せてくれた。唯一スプリンターと言っても良いマイケル・マシューズが上位に入ったのは素晴らしい。
2020パリ~ニースのTTではビクトール・カンペナールツに続き、シュテファン・キュングを抑えて7位に入っていることからも、TTも不得意ではないことがわかる。
今回の2位も実力を発揮したという感じだ。
- シュテファン・キュング Groupama-FDJ 0:54:30
- フィリッポ・ガンナ Team Ineos、0:00:47
- マイケル・マシューズ Sunweb、0:01:28
コメント