イタリアのフレームビルダーであるOfficina Battaglinは、スチールバイクでありながら内部ケーブルルーティングを実現。
ラグ付きのモダンなフレーム2021 Portofino Edizione Anniversarioを70台の限定販売する。
これは、オーナーのジョバンニ・バッタリンがジロ・ブエルタをダブル優勝した1981年の40周年記念として作成せれている。
2021 Portofino Edizione Anniversario
Officina Battaglinはイタリアの老舗ブランド。オーナーを務めるジョバンニ・バッタリンは、プロとなった1973年にジロ・デ・イタリア総合3位。
1981年ブエルタ・ア・エスパーニャ総合優勝。その3日後に開幕したジロ・デ・イタリアでも優勝。
当時は、ブエルタが4月21日から5月10日まで開催。ジロは5月13日から6月7日の開催だった。これは、ブエルタとジロが3日間だけ隔てて開催されていた時代のこと。
ブエルタとジロを同一年に制覇した選手は、エディ・メルクスとバッタリンの二人しかいない。
彼自身が設計した初めてのバイクを発表したのは1981年。選手時代からすでにフレームビルダーとして自転車の設計をしていた。
彼は、現在もオフィチーナ バッタリン(Officina Battaglin)のフレームビルダーとして活躍している。
70台限定フレームでは、トップチューブに独自のシリアル番号プレートも埋め込まれる。
Battaglinはイタリア北西部、マロースティカの街で、職人の手により時間をかけて手作りされる。
すべての工程は正確に時間をかけ、正確なチューブの切削、仮組、ロウ付け、またはTig溶接で組み上げられ、ベテラン職人の技と、正確な作業で作られている。
カスタムフルカーボンフォークはイタリアのWR Compositiによって製造されており、ケーブルを特大のColumbus SpiritHSSスチールフレームチューブの内側に移行できるD字型の1.125-1.5インチテーパードステアラーを備えている。
クロームルックに独特の半透明の色を生み出す複雑なマルチステップフェードペイントクロモベラトプロセスに加えて、40周年記念バイクは、ジョバンニの1981年の勝利を記念する金メッキのバッジもシートチューブに取り付けている。
ケーブル内装にするには、Deda Elementi DCRコックピット システムを採用する必要がある。
カスタムペイントされたフレームセットの価格は、5000ユーロ(約64万円)。フレームの販売は全世界OKで6週間納期がかかるとしている。
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