2020年のエアロロードトップ5はどのバイクだろう?
ワールドツアーチームが乗っているバイクはどれもトップブランドだ。その中でも、人気もありエアロロードバイクの最先端を行くバイクは次の5台かもしれない。
順不同でトップ5のエアロバイクを見てみよう。
キャノンデールSystemSix
キャノンデールは、2018年の発売時点で、SystemSixが世界最速のUCI承認ロードバイクであると主張した。
この主張が本当に正しいかどうかは誰にもわからないが、レースをしている場合でも、空力的にクルージングをしている場合でも、SystemSixは高速バイクの一つであることは間違いがない。
インテグレーションは、ここ数年サイクリング業界の大きな話題のひとつであり、SystemSixが先駆けをしたと言ってもよいだろう。
ケーブルの完全内装化を図るため、ヘッドチューブ先端にはコラム部分と分離されたケーブル配線用のスペースを設けたユニークなデザインを採用。
最も興味深いのは、HEDの特許に基づいた根本的なリム形状を備えた、リムハイト64mm、1,600gのKnot 64ホイールセットだ。
この特許は、タイヤとリムの関係、特に接線角度を定義しているため、設計者は風の中で失速角を正確に予測することが出来る。
Specialized Venge
Specialized Vengeはスピードとパフォーマンスの代名詞になった。
グランドツアーでも最高の勝利数をあげるバイクで、実際下りとかでは速いとインプレするユーザーも多数いる最高級エアロバイクの一つだ。
以前のリムブレーキVenge ViASよりも、460gの軽量化にエアロ性能を格段に向上させた。
あらゆる角度から鋭利なレースバイクを感じることの出来るエアロバイク。
サイズ56の重量は7.1kgであり、クライミングバイクの必要性を感じさせない重量に仕上がっている。
もう1つの興味深い事実は、Vengeに32mmのタイヤを装着できることだが、エアログラベルに乗っている人はいるんだろうか?
トレックマドンSLR
エアロと快適さを求めているなら、トレックマドンのエアロロードバイクでしょう。
このリストの他のすべてのメーカーと同じように、トレックはマドンは超高速であると主張しているが、この自転車で本当に興味深いのは、トップチューブの下に構築された新しいIsoSpeedシステムだ。
TrekのIsoSpeedシステムは、シートチューブクラスター内のピボットポイントを中心にフレームを曲げることができるため、ロードバイクに大きな快適性をもたらす。
Domane耐久性バイクで最初に導入され、2015年にMadoneエアロバイクに導入されたこのシステムは、通常、シートマストとシートチューブの両方でフレックスを可能にした。
エアロと快適性を追求したMadone SLR 9 Discは、2019年のBike of the Year賞でスーパーバイク賞を受賞した。
Giant Propel Advanced SL0 Disc Red 2020
Giant Propel Advancedは、2017年ツール・ド・フランスで最初にプロトタイプが発見された。
Giantは、Propelの開発に3年を費やし、フランスのエアロコンセプトエンジニアリングでの風洞実験と、ジャイアントの社内カーボン製造の専門知識を組み合わせた。
Propel Advancedはディスクブレーキでのみで利用可能となっている。
Giantによれば、空気がブレーキを通過する前に前部のタイヤとリム部分にすでに衝突しているため、ブレーキユニットとディスクを備えたローターは大きな抵抗を引き起こさないという。
2020年の興味深いことに、トップスペックのPropel Advanced SL 0 Discには、ジャイアントの新しい社内ホイールブランドCadexが搭載されている。
これらの新しいホイールは、フロントで42mm、バックで65mmのリムハイトをファッショナブルにオフセットしている。
Cervelo S5 DISC
Cerveloは早くからエアロロードを発表していた。
Cerveloの最新のノーホールドエアロマシンはS5で、外部ステアラーフォークデザインに統合された風変わりなワンピースバーとステムコンボを備えている。
Disk専用設計となっており、出力にして5.5wのパワーセーブを果たした新型S5。その上BB剛性は25%、ヘッドチューブのねじれ剛性は13%も向上しているという。
未来を感じさせるV字シェイプステム、この部分もエアロ性能に一役買っていることは間違いがない。
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