パリ〜ニースの最終ステージでは、タデイ・ポガチャルが独走勝利を披露。
ツール・ド・フランスに向けて、順調な仕上がりを見せている。
だが、それとは全く違う事態になっていた可能性がある事件もあった。コース上に車が入ってきており、ギリギリで回避している。
これについて、Soudal – Quick Stepのフロリアン・セネシャルは「死のレースの別の日」と題してツイートしている。
下りでの事件
Another day in the death race 😡 pic.twitter.com/gJWNN1EHHA
— Florian Senechal-Staelens (@flosenech) March 12, 2023
ゴールから約60kmの時点で事件は起こっている。
コート・ド・ベール・レ・ザルプ川を下っていた追跡者11人のグループの前に、突然車が現れた。
奇跡的に、すべてのライダーが車両を回避することができている。「死のレースの別の日」と、フロリアン・セネシャルは画像を見た後、ツイッターで怒っている。
もし、ぶつかっていたら大惨事になっていたのは間違いない。
パリ~ニースでは他にも危ない場面があった。
危険なラウンドアバウト
900 meters from the finish line.
Cycling is one of the worst sports bad for the safety of riders and spectators. 😡 https://t.co/gwhQhmqmZF
— Florian Senechal-Staelens (@flosenech) March 9, 2023
上記はパリ~ニース第5ステージのゴール前900mでのラウンドアバウトの中に標識が立っている場面。
ラウンドアバウトだけでも、ポジションが変わり結構危険で落車も多い。それなのに、突起のある分離帯に標識まであるとは。
ただ、欧州ではラウンドアバウトが増えており、コース設定でラウドバウトのないコースは作りようがないことも事実だ。
今回の場合には、交通整理員を分離帯に立たせるのも危険だし、写真付きでライダーには知らせておかないといけないでしょうね。
各ライダーには、詳しいコース詳細データが配られるけど事前に走って確認出来ることは少ない。事故が起こらなかったのが不幸中の幸いだ。
フロリアン・セネシャルによると
「ライダーがヘルメットを脱いだときにUCIが拍手を送るべきだと言うつもりはない。安全性を軽視すべきではない。
しかし、最後のレースでボラードが突然道路に現れた場合、連盟はそれ自体に罰金を科すべきだ。パリからニースまで何キロ? 公式コミュニケには載っていなかった。」
最初は、ジュリアン・アラフィリップがレース中に着替えのために、ヘルメットを脱いだことを指している。
One more example 🤦🏻♂️ https://t.co/9wBXJvn5hc
— Florian Senechal-Staelens (@flosenech) March 9, 2023
フロリアン・セネシャルは、「もう一つの例 🤦🏻♂️」としてツイートしている。上記はティレーノ〜アドリアティコ第4ステージのレース終了後のインタビューの場面。
車にぶつかられたジュリオ・チッコーネは、膝がすぐに腫れてしまった。ただ翌日のクイーンステージでは2位に入る好走を見せたので問題はなかったようだけど。
これは避けることのできる事故。大事に至らなくてよかった。
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