すでにロシア国籍のチームはUCI国際レースから除外されている。
ただ、UCI ProTeamの Gazprom – RusVeloも実際にはロシア人は9人しかいない。本社はイタリアにあり、スボンサーにはドイツの会社もある。
こうなると、BORA – hansgroheのアレクサンドル・ウラソフとINEOS Grenadiersのパヴェル・シヴァコフはロシア人なのにレースに出れるということで問題となってきそうだ。
アレクサンドル・ウラソフは
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アレクサンドル・ウラソフはインスタで以下のようにコメント。
私は、多くのロシア人と同じように、ただ平和を望んでいる。
私は政治的な人間ではないし、私のような普通の人間は、戦争を望むかどうか聞かれたわけでもない。みんなにショックを与えてしまったので、一刻も早くやめてほしい。
誰にとっても難しい状況だ。苦しんでいる人たちに申し訳なく思っているし、早く平和になることを願っている。
私はアスリートだが、私の目標は、人々を分断するのではなく、政治的な境界線を越えて団結させることであるべきだ。
それがスポーツの役割であるべきだと思う。
アレクサンドル・ウラソフは、ボルタ・ア・ラ・コムニタ・バレンシアナでレムコを破って総合優勝。
大変調子が良く、3月6日から始まるパリ~ニースに出場する予定だ。今の所は、出場出来るみたいだが、どうなるやら。
パヴェル・シヴァコフ
— Pavel Sivakov (@PavelSivakov) February 25, 2022
パヴェル・シヴァコフも今回のウクライナ侵攻に対してツイッターでコメントしている。
まず第一に、私は完全に戦争に反対しており、ウクライナで何が起こっているのかを回避することはできない。
私の考えはすべてウクライナの人々にある。第二に、私はまた、ロシア人のほとんどが平和だけを望んでおり、これらすべてが起こることを決して求めていないことを人々に理解してもらいたい。
これらの数行が現在の状況に大きな違いをもたらさないことはわかっているが、それを共有したかっただけです。
パヴェル・シヴァコフはイタリアで生まれ、1歳のときにフランスに引っ越している。そのため、以前からフランス国籍を取得する意思があったようだが、現在は急いでいると。
UCIの規則では、ロシアとベラルーシのすべてのチームがUCI認可のレースに参加することは許可されていないが、両国の個々のライダーは国際チームに参加することが許可されている。
ただ、ブリティシュ・サイクリングはUCIに対して、ロシアとベラルーシのライダーのレース停止を求めている。
既に、英国でのレースには両国のライダーは出場出来ない。更に、オランダのサイクリング連盟もそれに続く動きをしそうだ。
アレクサンドル・ウラソフとパヴェル・シヴァコフのレース参加に対する周囲の目は更に厳しくなりそうだ。
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