今年最後のモニュメント、イル・ロンバルディアはタデイ・ポガチャルの35kmに及ぶ逃げで幕を下ろした。
このレースで、Deceuninck-Quick-Stepは3枚のカードを用意。世界チャンピオンのジュリアン・アラフィリップ、ジョアン・アルメイダ、そして14か月前に、このロンバルディアで骨盤骨折したレムコ・エヴェネプール。
だが、最後の切り札として出したのは4番目のカードであったファウスト・マスナダだった。
すでにアシストで足を使っており、良く知っている降下では30秒ものタイム差を埋めて追いついたのだけど。
事前のチームの作戦では、レムコ・エヴェネプールが長距離攻撃をすることが決まっていた。何故出来なかったのか、レムコが話している。
5分間の悪い足
Beyond grateful to be at the start and finish @ilombardia 2021. Case closed.
What an impressive ride of @fausto_masnada ! #incredibile #TheWolfpackPhoto: @GettySport pic.twitter.com/9ms9aIgTDg
— Remco Evenepoel (@EvenepoelRemco) October 9, 2021
レムコ・エヴェネプールは、タデイ・ポガチャルが長距離攻撃を仕掛けた時に、集団から遅れてしまう。
攻撃を仕掛けるどころか、それ以前に足がその時にはなかったのが原因だ。これについて、レムコは英語で国際的報道機関に答えている。
私は5分間足が悪かった。スピードが速すぎたので、自分のペースを選んだ。最初のグループドライブを見たが、彼らは前で速く走りだした。
トップ20でフィニッシュしたのでよかった。いや、それほどがっかりしているわけではない。すべてが脚を中心に展開している。
そのような瞬間にそれを持っていないなら、それを受け入れなければならない。私が足を持っていなかったと言ってもそれほど悪くはない。
それについての説明はありますか?いいえ。 その登りの終わりに、少し戻ってきて、ベルガモで再びとても気分が良かった。
たぶん、パッソディガンダへの長い降下の後、私の足は少し冷えたのだろう。しかし、それは人生とサイクリングだ。
一日中100%である必要があり、私は数分間いなかった。それだけのことだ。レースの最初は少し違和感があった。体が少し震えていた。
レース中はどんどん良くなったけど。最初の下りではあまり快適ではなかったが、その後は良くなり、トラブルに巻き込まれることはなかった。
チームのGMパトリック・ルフェーブルは、レムコはちょっとした映画を上演することになっていたと言う。
だが、彼は長いリハビリから帰ってきており、21歳で長いシーズンだったこともあることを忘れてはいけないと言っている。
無傷でゴールし、健康で冬を迎えるならば来年復活した姿を見せることが出来ると。
レムコは、今シーズンをイル・ロンバルディアで終えることをしない。10月17日のクロノ・デ・ナシオンでフィリッポ・ガンナと今年最後のTT対決をする予定だ。
これも注目に値する。今の状態でどれだけガンナと勝負できるのか、シーズン最後の楽しみとなりそうだ。
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