開会式では、イタリア国旗を掲げて行進したエリア・ヴィヴィアーニ。リオデジャネイロオリンピックでは、オムニウムで金メダルを取っている。
オムニアムのレースには、結構プロロード選手も出ていて面白い展開のレースを見せてくれた。
オムニアムとは
オムニアムは1日に4種目を争うレース。
- スクラッチ
- テンポレース
- エリミネーション
- ポイントレース
最後のポイントレースは100周と言っていたから250mのトラックなので、25kmの距離で行われた。通常男子は30km。
スクラッチ
スクラッチとは
参加者全員がコースの上下に分かれて縦列に整列し、スタートと共にニュートラルラップが開始され、1周走った後に号砲が打たれて正式スタートとなる。
男子10 km、女子7.5 ㎞の距離で着順を競う。周回遅れの選手はトラックの外側に離れないといけない。
確か、このレースは上の写真のように、係員にUSAのライダーがぶつかったので再スタートしたはず。
ここでの結果は
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Matthew Walls(英国)マシュー・ウォールズ BORA-hansgrohe
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Benjamin Thomas(フランス)バンジャマン・トマ Groupama-FDJ
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Jan Willem van Schip(オランダ)ヤン=ウィレム・ファン・シップ BEAT Cycling
いつもは、ロードレースを走っている面々だ。
テンポレース
男子10km、女子7.5kmで行われ、毎周回ごとに先頭の選手にのみ1点が与えられる。周回遅れの選手に追いつくと20点が与えられる。
これも車に乗っている時に見ていたのだけど、結構駆け引きがあって面白い。
ここは、ヤン=ウィレム・ファン・シップが1位獲得。彼は、ロードレースでも活躍していて、ハンドル幅の狭いハンドルで走っている。
テンポレースの結果は
- Jan Willem van Schip(オランダ)ヤン=ウィレム・ファン・シップ BEAT Cycling
- Benjamin Thomas(フランス)バンジャマン・トマ Groupama-FDJ
- Matthew Walls(英国)マシュー・ウォールズ BORA-hansgrohe
エリミネーション
エリミネーションは、最後の一人になるまで走る過酷なレース。ジャンが鳴った次のゴール地点で最終走者になった選手から抜けていく。
競輪選手の橋本英也は、途中で抜けていく。最終走者になったライダーは、ハンドル部分にあるランプが点灯して失格になったことを教えてくれる。
ここで見せてくれたのが、エリア・ヴィヴィアーニ。最後の二人となり残り半周でアタックをかけてマシュー・ウォールズを抜き去った。
これで、エリア・ヴィヴィアーニは2位に浮上。
エリミネーションの結果は
- エリア・ヴィヴィアーニ(イタリア)Cofidis, Solutions Crédits
- マシュー・ウォールズ(英国) BORA-hansgrohe
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Thery SCHIR(スイス)Swiss Racing Academy
ポイントレース
1周ほど走ったあとに、号砲からスタート。10周毎にポイントが付く。1位5ポイント、2位4ポイント、3位3ポイント、4位2ポイント、5位1ポイントがもらえる。
集団をラップすると20ポイントが入るのでアタックがかかり見ていて面白いレース。途中エリア・ヴィヴィアーニもアタックをかけて集団をラップしていた。
ポイントレースの結果は
- Campbell Stewart(ニュージーランド)
- Yauheni Karaliok(ベラルーシ)
- ロジャー・クルーゲ(ドイツ) Lotto Soudal
ロジャー・クルーゲが3位に入りましたね。4大会連続出場だとか。普段は、カレブ・ユアンのリードトレインの一員。
最終的に金メダルは、マシュー・ウォールズ(英国) BORA-hansgrohe。2位はキャンベル・スチュアート(ニュージーランド)
エリア・ヴィヴィアーニは見事に2大会連続のメダル獲得の銅メダルとなった。ロードレースは上手くいかないけど、オリンピックで銅メダル取ればOKですね。
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